製品レビュー:iPadを懐かしのアーケードゲーム機にしてしまうiCADE

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iPadでAtariのゲームが遊べても、あるいは端にボールのついたジョイスティックをみかけても、それだけでは中高年の心が動くことはないだろう。これらを懐かしい形にミックスすることで、オヤジたちの心を動かすことができるのだ。冒険心と甘い思い出が記憶から溢れ出る。表情はゆるみ、そしてまるで餌に釣られたラットのようにジョイスティックをいじり始める。

というように、中年たちの心をわしづかみにしそうなのがiCADEだ。子供時代、父親がローラーリンクから出てくるまでCrystal Castlesに25セント硬貨を投入し続けたことを思い出す。ミニチュアのアーケードゲーム機の中に懐かしのゲームが蘇る。けばけばしい外観も、かつてのシンプルで、より幸せだった時代を思い出させてくれる。

このiCADEというのはiPadを入れるキャビネットのようなものだ。ポートレートモードで固定するための小さなクリップがついている。ランドスケープモードで使うこともできないではない(ポートレートモードで使うようにと記されている)。そしてキャビネットにはジョイスティックと8つのボタンが装備されている。現在のところ対応しているのはAtari’s Greatest Hitsのみだ。Atari発の2600種類のゲーム(ゲームの数は大雑把)をプレイすることができる(訳注:無料ダウンロード版には「ミサイル・コマンド」が付いてくる。他のゲームはアプリケーションから購入することになる)。iCADEはブルートゥース経由でiPadと接続し、iPad側からはブルートゥースキーボードとして認識される。仕組み的に言えば、他のゲームも簡単にiCADE対応できるはずだ。ぜひともSuper Mega WormをiCADEでプレイしてみたい。

このiCADE、価格は99ドルとなっている。パーツに分かれた状態になっているので、自分で何箇所かネジ止め作業をする必要がある。部屋に置けばちょっとオシャレな感じには見える。但し充電機能はないのでiPad用のドックとして使うことはできない。パーティーなどに持って行って、ちょっと遊んでみるという用途に適しているのかもしれない。私のうちではダイニングルームのテーブルに置いている。うちにやってきた客はすぐに目を止め、じっと注目し、そしてミサイル・コマンドの基地が全滅するまで30分間ほどプレイする。

すごく欲しいと思う人もいるだろうが、マイナス面も書いておこう。iCADEは実のところ小さい頃にSpencer’s Giftsなどで買ったガラクタおもちゃに似た面もある。ケースひとつでいろんなゲームを楽しめるのは良い。しかしジョイスティックとボタンパッドはサイズの問題もあって少々使い辛い。それに99ドルという価格に比べると作りが少々ちゃちな感じになっている。買ってはみたものの大して使いもせず、見るたびに後悔してしまうというようなこともあるかもしれない。

但し。地下室にピンボールマシンを設置するような人や、ダースベーダーの胸像を飾っているような人には向いているだろう。とくにそういう趣味を持っていないのなら、実際にゲームセンターに出かけてパックマンでも楽しんだ方が良いかもしれない。そちらの方が安上がりで、懐かしきビデオゲームを存分に楽しめることだろう。

ともかく。iCADEを誰かにプレイさせ、まるで子供のようにはしゃぐのを見るのは楽しい。たとえそれが一瞬のことに過ぎなくても、大いに楽しめることは間違いないだろう。

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(翻訳:Maeda, H)