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共通の関心事や趣味などを軸に現実世界(offline)に友だち関係を作り出すUrbanOrca

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引っ越し先など、初めての場所で、自分と趣味や好みのあう友だちや、趣味の会、催しなどを見つけるのは難しい。今日(こんにち)の、Facebookがスポンサーになっている、ソーシャルメディアで飽和した世界でも、それは容易ではない。

そこで今日(米国時間6/15)、トロントのUrbanOrcaが、最新流行のオンラインツーオフライン(online-to-offline)市場に飛び込んできて、現実世界のアクティビティのためのソーシャルネットワークを立ち上げた。UrbanOrcaは、自分を次のように差別化したいと考えている: デート目的の友だち見つけサイトではない、既存の友だちと連絡する場所でもない、UrbanOrcaは、人口が密集した都市部に住む人が、自分と同じ関心を持つ人やグループとプラトニックな関係を結ぶためのサイトである。関心の対象は、ジョギングでもチェスでも、ます釣りでも、プログラミングでも何でもいい。UrbanOrcaはTwitter + Meetup.comのようなやり方で、人やグループを容易に探せる方法を提供する。

UrbanOrcaが見つけてくれた友だちとの日常連絡には、メールを使用する。ユーザはまずプロフィールを作り、そこに、自宅、職場、学校、そのほかの行き先などの地域を記入すると、UrbanOrcaがその地域内の関心の合う人を見つけてくれる。しかし重要なのは人探しよりはアクティビティなので、プロフィールに写真は載せない。一度でもチャットした人とは、写真を交換できる。性的魅力などでなく、あくまでも共通の関心で結ばれた関係を作るためだ。

数か月間非公開ベータをしたUrbanOrcaのチームは、多くのユーザが探すアクティビティが、だいたい2週間後で参加人員2〜10名の催しであることを発見した。そして、とくに求められているアクティビティは、1)共通の趣味についてのだべり会、2)スポーツやエクササイズを共にできる友だち、3)コーヒーを飲みながら新しい言語を勉強、4)新しいレストランの発見、5)音楽やアートの催事や人探し(バンドのメンバー募集、展覧会に一緒に行く人、映画を一緒に作る、などなど)、である。

“セックスはなし、ローカルなアクティビティのみ”、とUrbanOrcaの協同ファウンダでCEOのAndrew Siderは約束する。もちろん彼のこの言葉にはジョークも込められているが、これまでの数多くのいわゆる”友だち見つけサイト”の問題点も指摘している。他人と会うときには、最初の会話がぎごちなくなりがちだ。しかし、デートとか恋愛といった要素が完全になくて、共通の関心があるだけなら、知らない人と会うのでも気後れする必要がなくなる。良質でまともな、”会う口実”が最初からあるわけだ。

しかしSiderの協同ファウンダが元Match.comのゼネラルマネージャHesam Hosseinだから、彼のこの言葉は皮肉でもある。Hosseiniはもちろん、出会いサイトの経験が豊富で、Match時代にも上のような問題を真剣に考えたことが何度もある。そしてそのたびに彼が行き着く結論は、人びとは、友だちを見つけるための、もっと良い方法と、自分のまわりの人びとに関する情報の、もっと良い組織化の方法を求めている、というニーズの現状だった。

アクティビティをベースとするソーシャルネットワークは、シンプルなUX(最初は20種類のアクティビティのカテゴリがあったがそれを8種に減らした)とともに、信用が重要だ。UrbanOrcaはそのために、制御権を完全にユーザの手に渡している。たとえば、ユーザ自身がFacebookやTwitterを調べて相手の人格や友だちの数などを確認する。また “信用バッジ(trust badge)”というものを使って、友だち候補の信用性をより確実に確認できるようにしている。

UrbanOrcaは、ユーザが指定したいくつかのキーワードに基づいて友だち候補を見つけるが、ユーザは最初に、自分の関心事などを書いた自己紹介の提出を求められる。これもまた、悪質なユーザを防ぐ工夫の一つだ。

収益化についてSiderとHosseiniは、とりあえず人びとが使いたくなるサイトを作ることが先決、と言っている。UXが鍵だ。ただし将来的には、ハーパーローカルな(近隣社会的な)広告や、Grouponのようなクーポンサービスを収益源として考えている。現時点でUrbanOrcaは自己資本のみだが、関心を示している投資家もすでに数社あるそうだ。

しかし、何と言っても最大の難関は、人集めとサイトの人気の育成だ。Meetup.comやPeekYouのような競合サイトもあるし、先月本誌が取り上げたZenergoという気の利いたサイトもある。でも、いろんな選択肢があることは良いことであり、このカナダの起業家たちも、ユーザに、わざわざUrbanOrcaを訪ねるだけの理由を与えたい、と願っている。

おっと、サイトの名前だけど、なぜ”Orca(シャチ)”なのか? 実はシャチは、地球上のもっともソーシャルな生き物の一つなのだ。とりわけ、海の上ではね。それに彼らは、毛虫のようなサイト荒らしの連中が大嫌いだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))