Windows SkyDrive、Silverlightを捨てHTML5を採用

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最近、消費者向きクラウドサービスの話題には事欠かない。Appleが発表したばかりのiCloud、AmazonのCloud Drive、GoogleのMusic Beta(クラウドにユーザの曲を置く)、そして、もちろんMicrosoftにはSkyDriveがある。いずれもが、何らかの意味で単なるオンラインロッカーから脱皮しようとしている。そして今日(米国時間6/20)、SkyDriveの最新アップデートにそれを見ることができる。

ナビゲーションがましになった。グループ機能が内蔵された。ドキュメントはオンライン版のWordやExcelだけでなく、従来のデスクトップ版Officeでも開くことができ、変更が双方向に同期されるようになった。しかし、最大の変更は、SkyDriveがごくわずかの機能を除き、Microsoft SilverlightをやめHTML5に移行したことだ。写真とビデオはすべてHTML5で表示され、サムネイルの無限スクロールと新しいスライドビュワーが加わった。ビデオはH.264フォーマットになり、ビデオプレーヤーはSilverlightからHTML5になった。

Microsoftは、過去数か月間同社のウェブ製品からSilverlightを外し、HTML5やCSS3をはじめとする「近代ウェブ」技術のクロスプラットフォーム機能を採用しはじめている。ブラウザーをリサイズすると、写真のサムネイルも合わせてスムーズにリサイズされる。CSS3に移行したおかげだ。そして、元のアスペクト比はサムネイルでも保存されている。パノラマ写真でもそうだ。

SkyDriveは、文書、写真、その他のファイルを他のWindows Liveサービスから、中央に集約し、UIもこれまでのような他製品の縁の下で働くストレージサービスと異なり、前面にでてきている。グループも統合されて、左側カラムからアクセスできるようになった。サービス全般が高速化され、キャッシュとハードウェアアクセラレーションをこれまで以上に活用している。従来広告スポットだった場所に、新しい情報ペインが置かれ、サービスをより深く利用するためのヒントが表示される。

こうした改善をよそに、いまだにSkyDriveは、何もかもが旧来型ファイルシステムで作られているかのように表現されている。全ファイルを表示したり、種類(文書、写真)やグループ別に表示するといった具合だ。こうしたファイルシステムはPCの遺物であり、iCloudでAppleが脱皮しつつある代物だ。その一方で、少なくともこれは、殆どの人が容易に理解できる見慣れたメタファーでもある。もちろん、今後SkyDriveが新しい情報整理原理を導入しない理由はない(グループはその第一歩)。

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(翻訳:Nob Takahashi)