Facebookのスパムアプリ摘発ボットに、開発者は困惑と怒り

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この数日間、TechCrunchの投書箱にはfacebook開発者からの、アプリケーションが突然停止されたという苦情が殺倒している。Facebookの開発者フォーラムは、Facebookが警告も正当な理由もなく自分たちのビジネスを潰しているという、開発者たちによる非難のスレッドで溢れている。また、Hacker Newsのあるスレッドでも開発者たちが同じような問題を報告している。いったい何が起きているのか。

突然の停止は、Facebookの自動ボットによるもので、スパム行為とみなされたアプリケーションを自動的に停止させる。もちろんユーザーもFacebookも、スパムアプリケーションを望んでいないが、問題が一つある。Facebookは最近このロボットを、より積極的に取締るよう調整したが、実施前に開発者たちに警告していなかった。

Facebookは、影響を受けたアプリケーションの数を公表していない ― この件について昨夜All Facebook向けに書かれたものと同じ言葉を繰り返すだけだ。

昨年来、当プラットフォーム上のスパムあるいは悪意ある行動を検出する、自動システムの改善に努力して参りました。これらのシステムにより、2010年には当プラットフォーム上のスパムを95%排除しました。最近、アプリケーションスパムがフィードやウォールに多数現れるというユーザーからのフィードバックが急増しています。このためわれわれは、昨日新しい監視システムを作動開始し、ユーザーの声への配慮をさらに高めました。その結果、ユーザーの苦情が多かった多数のアプリケーションが停止あるいは、その一部機能が無効になりました。当社は、誤って停止されたと考えられるアプリケーションの開発者から、解除要請を受け付けるためのリンクを掲示しました。また、開発者がユーザーからのネガティブなフィードバックを監視しやすくし、今後このような現象が起きないよう、新しい分析手法を検討中です。

念のために言うが、Facebookが停止したアプリケーションの多くは、おそらく実際にスパムだろう。しかし、GoodReadsのように全く正当なものもある。現在Facebookは、誤って停止されたアプリを精力的に復旧しているようだ ― GoodReadsは昨夜復活し、他にも、最近アプリケーションが復活したが事前に何の連絡もなかった、という開発者からの報告が届いている。

しかし、これは、Facebookが何ごともなかったように元に戻せば済むという話ではない。中には、大量の苦情に対応しなければならない開発者もいる。そして、Facebookプラットフォームに不信感を抱き始めた開発者もいる。何の警告もなく自分たちのビジネスを閉鎖される恐怖からだ。アプリケーションが停止され、要求によって復活したある開発者がこう語っている。

もはや私は、Facebookをユーザーのトラフィックを扱う環境として見ていない。ユーザー獲得のみに使うことになるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi)