肌の写真から皮膚癌の可能性を判断するiPhoneアプリSkin Scan

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肌のシミをスキャンして、人の健康を判定するiPhoneアプリなんてどう? でもそれが、Skin Scanの売りなのだ。この医療アプリケーションは、すでにApp Storeで手に入る。しかも同社は、シード資金5万ユーロをSeedmoneyから確保した。

Skin Scanを使うユーザは、異状を早期発見して早めにお医者へ行き、自分の命を救うか、または、ヒポコンデリー(病気を気にしすぎる人)になってしまうかもしれない。ぼくは、どっちだろう。とにかくこれは、とてもお利口なアプリであることは間違いない。このアプリはユーザの位置を尋ねて、その地域の皮膚の健康度も地図入りで教えてくれる。このアプリが持つ意味は、なかなか興味深い。究極的には世界の各国各地の、皮膚癌の状況を教えてくれるかもしれないのだ。

このアプリはユーザの皮膚のシミの写真を撮り、特殊なアルゴリズムを使って、人間の皮膚にあるフラクタル状の形を探す(よく見ると、健康な肌なら小さな三角形がたくさん見えるはず)。それからアプリは、シミの発達の仕方が正常かどうかを計算する。もしかして、癌の可能性のあるメラノーマが発達中かもしれない。

Skin Scanはホームページで、医師たちが賞賛している、と書いているが、しかし診断をするわけではない。あくまでも、専門医へ行って調べてもらったほうがいいかもよ、とアドバイスするだけだ。それだけでも十分に役に立つ。診断を下すのは、やはりお医者さんだけどね。

iPhoneのカメラで、そんなことが果たしてできるのか? ぼくは二度試してみたけど、実用性は十分にあると感じたね。

とにかく、開発チームはこの分野の経験者たちだ。その約10名あまりのチームのうち、二人は皮膚科の医師、二人はアルゴリズムを開発した数学者だ。技術的な実装を指揮したのは、ルーマニアのCronian LabsのMihai Mafteianuだ。CEOのVictor Anastasiuは、ルーマニアのシードファンドSeedMoneyの協同ファウンダだ。

今のところ、これと類似のアプリはない。Dermoscopyというアプリはあるが、これは特殊なハードウェアを使って皮膚の写真を分類整理する。評価や判断はしない。Skin Scanが扱うのは、外部からの写真ではなく、iPhoneのカメラで撮った写真のみだ。

そして、このアプリが出力する地図を見るかぎり、まだまだ世界は、皮膚癌に関しては安全なようだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))