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iPad版Facebookアプリケーションを提供するMyPad、アプリケーション内に独自ゲーム配信プラットフォームも構築

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iPad向けのFacebookアプリケーションの不在については、何度も記事で触れてきた。どうやらオフィシャルアプリケーションがいよいよ登場してくるというもあるようで、状況は変わりつつあるかもしれない。ただ、この不在期間、数多くの企業がFacebookアプリケーションを発表して、多くの利用者を獲得してきたものもある。そのひとつがMyPad(以前はFacepadという名前だった)だ。MyPadは公開後5ヵ月で1000万近くのダウンロード数となっている。

このMyPad、つい最近になってアップデート版がリリースされた。今回のアップデートでは、期待通りにチャット、写真、ニュースフィードなど、Facebookの有する機能についての改善が成されている。しかし今回のアップデートはそこに留まらない。新たにゲーム関連の機能も付加されているのだ。

MyPadの使い方は簡単で、プロフィールの閲覧、友達リストの確認、検索などといったほとんどの機能を左側のサイドバーから利用することができる。そして今回のアップデートでこのサイドバーに新しく「Games」のメニューが加わったのだ。このメニューからTinyCoやCrowdMobといったモバイルディベロッパーによるゲームにアクセスすることができる。

共同創立者のCole Ratiasによれば、Gamesメニューの実装については以前から考慮中であったとのこと。実装方法に悩み、結局はごくシンプルに実現することとなった。すなわち、Gamesメニューに表示されるゲームボタンにタッチすれば、App Storeにジャンプするという方式だ(既に当該ゲームをインストールしている場合、メニューにタッチすればFast App Switching機能によりゲームが立ち上がるようになっている)。

MyPadには1週間あたり120万アクティブユーザ(月間では210万)がおり、このGamesメニューを実装することで利用者たちに、さまざまなゲームの利用を促すことができるわけだ。もちろんこれはMyPadのマネタイズにも役立つこととなる。MyPadは前述のゲーム開発社と「ライフタイム契約」を結んで収益をシェアすることとしている。すなわちTiny ZooというゲームをMyPadのメニューから購入した場合、後に利用者がゲーム内からアイテム購入を行った際にも利益の一部がMyPadのものとなる。MyPadは今後、同様の契約を他のゲームメーカーとも進めていく考えだ。

ゲームメーカーにとっての魅力とは、MyPadの広い利用者層だ(Ratiasによれば4台に1台のiPadにインストールされており、日々1000万分の利用時間があるのだとのこと)。アプリケーションからの広告インプレッション数も1ヵ月辺り4億程度なのだそうだ。

また、今回Gamesメニューの実装の他、iPad2のカメラもサポートされ、チャットにも絵文字およびサウンドを用いることができるようになっている。

今回のアップデートはMyPadの「Facebookからの独立性も高めていく」という長期展望の一環でもある(Facebookが公式アプリケーションを出してくれば、Facebookの機能のみを実装しているのでは戦えなくなってしまう)。MyPadは今後、Twitterもアプリケーション内で統合していこうと考えているらしい。

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(翻訳:Maeda, H)