Gmail+―Google、すでにGmail/Google+の連携に着手

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私が1箇月間メールを止めるという大胆な実験を始める決断ができた理由の一つはGoogle+の出現だった。これによって誰かが私にメッセージを届ける必要がある場合、もうひとつの有力なチャンネルが確保された。

それに加えて、Google+の登場でGmailはさらに古ぼけて見えるようになった。念のために言っておくが、Gmailは既存のメールサービスの中で飛び抜けて優秀である。しかしメールサービスであることには変わりない―メールというのは何十年も前のテクノロジーだ。GoogleはGmailに優れたフロントエンドと強力な検索機能を付け加えた。しかしGoogle+、Facebook、Twitterなどの新世代のツールに比べると、1080pの液晶テレビの時代に白黒テレビを見ているような古臭さを感じざるをえない。実のところ私はメールには消えてもらいたいと思っている。

もしかするとGoogleのおかげでそれが可能になるかもしれない。

GoogleのGmail担当エンジニアリング・マネージャー、Mark Striebeckは昨日(米国時間7/10)、Google+でメモを投稿した。このメモは一般公開だったので誰でも読むことができたが、それによると、GoogleはすでにGoogle+にGmailを組み込む作業にとりかかっているという。Striebackは現在開発中のGmail/Google+の連携がどんな形になるか、Google+の新しいグループチャット、Hangoutsをモデルとして挙げた。明日、StriebeckのチームはGoogle+上で公開ブレーンストーミングをする予定だという。討議の主要なテーマは以下のとおり。

誰もが何らかのメールクライアントを使っている―Gmailを使っているユーザーも多いだろう。しかしクライアントが何であれ、次のような課題がある。
– Google+とスムーズに相互作用ができるためには必要なメールクライアントの機能とは?
– Google+の機能のうちどれをGmailに取り入れるべきか?
– メール機能の改善のためにGmailに含まれるソーシャルなコンセプトをいかに利用すべきか?

これらはすべて非常に深いテーマだ。Gmailチームは単純な上っ面の統合ではなく、Google+に含まれる新しいテクノロジーを利用してGmailに根本的な改善をもたらそうとしているように思える。私はこの考え方に大賛成だ。

しかし、Google BuzzやGoogle Waveもそういう試みではなかったのか? たしかにこれらのサービスのデザインはひどいものだった。しかしGoogle+への取り組みを見るかぎり、Googleがそうした失敗を繰り返すことはなさそうだ。Google+に対しては好き嫌いがあっていいが、Googleがこのプロジェクトに全社をあげてアクセル全開で臨んでいることは間違いない。Gmaiとの連携は最優先課題だろう。

もし正しく軌道に乗せることができるならGoogle+はゼロから1億ユーザーまでの成長の最速記録になるはずだと、今日、Bill Grossが予言した。しかしあまり先走るのは止めておこう。私としては、「メール断ち」の実験を終えた後で今より優れたメールシステムが使えるようになっていることを望む。

私はしばらく前に理想的なメールクライアントはGmailの軽量版だと書いた。今でもその考えは変わっていない。しかし、それが実現しないなら、Google+と密接に統合されたGmailは次善の策だろう。

Update:利害の衝突を考慮して、Striebeckは明日のブレーンストーミングのやり方を少し変えた

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01