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サンフランシスコの携帯電話ショップは電磁波の有害性を店内で告知しなければならない

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“携帯電話を使うと癌になる”。“いや、そんなことはないよ!”。“なるよ、絶対”。“そんなの、うそに決まってるだろ!“。

このラリーは、世界でもっとも遅いテニスの試合のように、無限に続いている。ある研究は、6か月かけて、携帯電話は人間を巨大な歩く腫瘍にしてしまう、と立証し、別の研究は、携帯電話は自分が今してることを人に話したいという欲求を増幅するだけで、ほかに何の利益もない、と結論した。

しかしいずれにしても、サンフランシスコ市は、最終結論が出るまで待てない、と判断したようだ。長年の法律議論を経て、市の市政執行官たちは満場一致で、携帯電話の販売店は電磁波障害の危険性を顧客に告知すべし、という条例を採択した。

“それは、去年のこととちがう??”。そうね、たしかに。市の監理委員会は、携帯電話の箱の外側にその製品のSAR(人体が吸収する高周波エネルギーのレベル)を明記せよという布告を承認したが、それはのちに、CTIA Wireless Associationが市を訴訟したために廃止された。訴訟の根拠は、そんな数字が氾濫したら、消費者は、ある機種はほかの機種よりも危険だと、誤って判断してしまう、というものだった。

そこで今回の条例は、製品ごとの、電磁波の放出に関する詳細データの表示は求めていない。むしろ、ごく一般的に、販売店は電磁波に関する警告メッセージを掲出せよ、という規則だ。しかも掲出するメッセージの中に、癌などの具体的な言葉はなくてもよい。むしろ、体に浴びる電磁波の量を減らすための、携帯電話の正しい使い方を、お客さんに指導せよ、と。

CTIAがこれもまた、訴訟によって葬る気か、それはまだ分からない。この条例は7月26日に議会の議決にかけられ、成立すればEd Lee市長はそれから10日以内に署名発効の手続きを行わなければならない。

ぼくは、この条例に賛成だ。最初の、SAR明記の条例も、ぼくは賛成だった。数字をむやみに怖がる人もいるが、でもまず、事態を科学的に正しく理解する努力が必要だ。いつまでも、”携帯電話の電磁波の有害性については、ただいま調査中でございます”、ではすまされないよ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))