店内でお客の位置を検出して販促/案内情報を送れるNearbuyがEric SchmidtのVCなどからシード資金を獲得

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建物内で人を見つけるサービス(indoor positioning solutions)Nearbuy Systemsが今日(米国時間7/21)、100万ドルのシード資金を獲得したことを発表した。投資会社は、Motorola Ventures、(元Google CEO Eric Schmidtの)Innovation Endeavors、そしてMetamorphic Venturesだ。資金は、合衆国全域の小売店に対する、同社製品の販売促進に使われる。

ZuluTimeShopkickなどが、すでに小売店の店内販促や広告サービスを提供しているが、このNearbuyも同じく、店内マーケティングという難題に挑戦している。それも、難題中の難題、店内で消費者の所在を検出することだ。GPSは屋内では使えないし、既存のインドアシステムは不正確だ。そこでNearbuyが開発したのは、特殊なWiFi技術によって3フィート以内の位置にいるお客を見つける方法だ。

店内のお客の位置を検出できれば、小売店は彼らが店内をうろうろしているときに、ディスカウントやクーポンや特売情報などをリアルタイムで提供できる。そして、何を買おうか迷っているお客の心を、つかむことができるだろう。たとえばお客がスポーツ用品売り場に立ち止まっていたら、Nearbuyの技術を利用して彼/彼女にカヤックのお買い得品、などをおすすめできる。しかしNearbuyでは、そういうターゲットマーケティングだけでなく、店内ナビゲーションを消費者に提供できる(IkeaやHome Depotのような、広くて品数の多いお店で便利だ)し、お店の案内役のような“Help”ボタンなども実装できる。どれも、シンプルでオプトインタイプのWiFi技術を使う。

また、NearbuyのLocalEyesサービスを使うと、今すでに使っている既存のインフラを統合化して、より強化されたモバイルのeコマースアプリを作れる。さらに、Nearbuyの短距離位置検出機能を利用して、店内のショッピングトレンドや顧客の購買行動を貴重なデータとして収集し、在庫管理や売り場レイアウトなどの改善に有効利用できる。

意外に思う方もおられるかもしれないが、現代人は時間の87%を屋内で過ごしている。だから、モバイル技術および関連技術の進歩により、一日の多くの時間における、人の位置や動きをより正確に追跡できるようになる。セキュリティやプライバシー方面の不安はあるが、しかしそれは、そういう技術の利用をオプトインにすることと、セキュリティ技術の向上によって対処できるだろう。建物内の正確な位置検出システムは、今後ますます、小売企業や広告提供者に便宜を提供し、また消費者のショッピング経験もより充実させるだろう。

“われわれは、人びとのショッピング経験をより楽しいものにしたいだけである”、とNearbuyのファウンダでCEOのBryan Wargoは言っている。ぼくの位置データを誰かに高く売ったりしなければ、彼のその言葉を100%信じたいね。

Nearbuy Systemsについて詳しくは、下のビデオを見ていただこう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))