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モバイルアプリ開発のサーバサイド部分を肩代わりするParse–すでにScribdなども利用

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iOSやAndroidのアプリケーションを作っているモバイルのデベロッパは、Objective CやJavaはよく知っている。でも、データのシンクやユーザの認証などを行う、サーバ上のバックエンドのコードは、多くの人が経験豊富とは言えない。そこでY Combinatorが支えるParseは、サーバサイドの機能を全部面倒見ることによって、ユーザに、モバイル上のクライアントの開発に集中させる。今日(米国時間8/4)から非公開ベータに入るParseは、本誌読者200名を、ここを登録窓口として招待する。コードは’techcrunch’だ。なお、同社のサービス/サイトの名前が、Parse.comである。

協同ファウンダのTikhon Bernstamは、3か月前までScribdのCOOだった人だが、彼によれば、モバイルのアプリのデベロッパは、サーバサイドのコード…データベースアクセス、ユーザの認証、ノーティフィケーション、といったよく使われる機能…を熟知している人がとても少ない。もちろん彼等は努力してそういう部分も書き上げるのだが、学習と実装に要する時間は相当なものだ。

そこで、Parseがお助けに参上する。ParseのSDKをデベロッパが自分のIDEにドラッグ&ドロップするだけで、モバイルのデータストレージ、プッシュノーティフィケーション、ユーザ管理などにほんの数行のコードでアクセスできる(現在の機能の一覧がここにある)。Bernstamによれば、このサービスのいちばん一般的な使い方は、シンク(syncing)を実装してユーザが複数のデバイスから同じコンテンツにアクセスできるようにすることだ。Parseを組み込んだアプリを一から作るか、または、既存のアプリケーションをインポートしてその既存の機能の上に新しい機能のレイヤ(層)を置くか、どちらかのやり方になる。

Bernstamも認めるが、Parseはスタートしたばかりなので、すべてのデベロッパが必要とするすべてのサーバサイド機能の構築はできないが、しかし現状で90%ぐらいは大丈夫だ。なお、Parseはサーバサイドのデータについて完全に面倒見るが、Parseを使わなくなる場合はその部分のコードをエキスポートしなければならない。

Parseのチームは4人の協同ファウンダから成り、全員が過去に、ほかのY Combinator企業の関係者や協同ファウンダだった。チームのメンバーは、Tikhon Bernstam (Scribdの協同ファウンダ)、James Yu (Scribdの二人目のエンジニア)、Ilya Sukhar (元Etacts)、Kevin Lacker (Gamadorのファウンダ)だ。これまで調達した資金は110万ドル、投資家は、YC、Start Fund、Google Ventures、Menlo Ventures、SV Angel、Yuri Milner、Aaron Iba (Appjetのファウンダ)、Ray Tonsing、Garry Tan (Posterous, YC)、Chris Fanini (Weebly)、そしてSean Knapp (Ooyala)だ。

このサービスは今すでに、Hipmunk、ScribdのFloat、Socialcamなどに組み込まれている。

モバイル開発の面倒な部分を支えるスタートアップは、Parseが唯一ではない。たとえば、本誌が紹介したKinveyは、TechStars出身の企業で、200万ドルを調達し、Parseと同様のサービスを提供している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))