20歳を迎えた「ワールド・ワイド・ウェブ」
「ウェブ」の誕生から20年を迎えた。Tim Berners-Leeが世界に「ネットの愉しみ」を紹介したのがちょうど20年前なのだ。もちろん当時は「ポルノ」がこれほどまでにネットで広がるとは想定していなかったことだろう。そう。世界最初のウェブサイトは1991年8月6日、Sir Berners-Leeによって開設された。生まれたばかりのハイパーテキスト・マークアップランゲージによって記述された。そこから発展を続けたウェブはついに20歳となった。この20年間、インターネットはどのように成長していっただろうか。
誕生以来、ネットでは電子商取引が行われるようになり、そしてスパムも蔓延することとなった。音楽やマスコミ、出版業界もインターネットの普及により産業構造を大きく変えつつある。「I Can Has Cheezburger?」のようなジョークサイトも登場してきた。大企業の勃興と衰亡も目にした。パブリックとプライベートの境目は曖昧になり、著作権法の適用範囲も混乱している。新たなコミュニケーションスタイルが古いものをそこかしこで駆逐し、膨大な数の人々がいちどきに声をあげるような時代になってきている。
もちろん、いつでもいろいろと問題になるポルノも蔓延している。
誕生当時のオリジナル(今の時代でも「オリジナル」に意味があるんだろうか)のウェブページはこちらで確認することができる。このページがプレ・インターネット時代に変化をもたらす原石となったものだ。そう、くどいけれどポルノの世界にも大変革をもたらすきっかけとなったわけだ。
お誕生日、おめでとう>ウェブ。これからも、これまで同様に楽しい時間を過ごせますように。
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(翻訳:Maeda, H)