LinkedIn事例にみる「ソーシャルメディア時代」における収支報告の新しいかたち

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LinkedIn_LinkedInが公開企業となって初の収支報告を行った。ソーシャルネットワーク関連企業の報告らしく、情報提供に数多くのソーシャルメディアを活用していた。まず収支状況を報告するスライドには最新情報をSlideShare Pro Channelで公開している。こうした形式で報告を行ってくれればブロガーなども報告書を転載して利用することなどが容易になる(TechCrunchでもよくプレゼン資料を記事に掲載している)。

また、StockTwitsとの連携により収支報告のライブツイートも行った。LinkedInの方はティッカーページに、このライブツイートとプレゼン資料を掲載していた。

人々がニュースの取得をいっそうソーシャルネットワークに頼りつつある昨今、収支報告などにもソーシャルメディアを活用する動きが広がってきそうだ。StockTwitsのChris Bullockも「多くの企業が収支報告の際に、10回ないし20回のメッセージ投稿を行っています。主要なポイントをまとめた発言であることが多いです。収支報告時の「Cliff Notes」のような使い方が成されているのです」と記している。

LinkedInのツイーとストリームを見ればおわかりのように、チーフブロガーのMario Sundarは、売り上げやトラフィック数についてCEOであるJeff Weinerが言ったことを逐一ツイートしている。これは全く新しい試みというわけではなく、たとえばeBayもeBay Inkブログでライブツイートを行っていた。

Twitterのみならず、プレゼンテーションをSlideShareで公開するというのも投資家や消費者が情報を入手したり、共有していろいろと意見を交わしたりするのに便利だ。もちろん企業はInvester Relationsのページを作って各種情報を公開してはいる。しかしこうしたサイトのほとんどはさまざまな情報が詰め込まれていて、目的の資料を発見するのが難しい状況になっている現状だ。Dellもやはり収支報告のプレゼンテーションをSlideShareで公開している。

Bullockも言っているように、経営情報を共有する際には企業コンプライアンスの面で注意しなければならないことが多いのも事実だ。しかしテック系を中心とする多くの公開企業が、今後も収支報告などの際にソーシャルメディアを活用していくことになるだろう。来年公開を予定しているFacebookも、FacebookのみならずTwitterをも活用して収支報告を行うようになるのだろうか。どのようなものになるのか、楽しみだ。

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(翻訳:Maeda, H)