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Apple-Samsungの係争でドイツの裁判所がGalaxy Tabの販売差し止めを部分的に解除

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さあ、ポップコーンとドイツの法律に関する本を用意しよう。AppleとSamsungのパンチの応酬は、いよいよ佳境に入ってきたぞ。今日(米国時間8/16)は、SamsungのGalaxy Tab 10.1のEUにおける販売を禁ずるという事前差し止めが、部分的に解除された。でも、ここで、私と同じ思い違いをしてはいけない。今回の保留措置は、Appleの訴状中に昨日見つかった嘘の証拠とは、まったく関係がないのだ。少なくとも、デュッセルドルフの地裁が譲歩した理由は、それではない。

裁判所のスポークスマンによると、韓国の企業が自社の製品を欧州連合(EU)全域で売ることを、禁ずる権利が、ドイツの裁判所にあるのか、という疑念が生じた(Wall Street Journalの記事による)。差し止めの保留は8月25日の上告審までで、その間にSamsungは、最初の裁定を覆すための主張を提出するだろう。ただし、ドイツの顧客にとっては、ほとんど何も変わらない。販売禁止はドイツ国内では今も有効なのだ。ヨーロッパのそのほかの部分では、韓国のSamsungが作ったGalTabなら自由に買えるが、Samsungのドイツ法人が作った製品はEU全域で依然として販売禁止だ。

知財関連の法律議論に詳しいFOSS Patentsによると、特許侵害はヨーロッパの個々の国で扱うが、著作権や商標権などは欧州連合当局の管轄だ。したがって今回のAppleの件のような、知的財産権は、EU全体に適用されうる。Appleの最初の訴状は、同社の知的財産権Community Design 003781832に基づいている(登録文書を下に埋め込んだ)。

ドイツの裁判所は、権利の侵害を申し立てられている側よりも、権利の保有者の味方をする傾向があるので、Appleは差し止めを勝ち取る可能性が大きいことを事前に知っていた。その訴状は、EU当局が認めた知財権に基づいている(国の特許局が認めたパテントではない)ので、差し止めがドイツだけでなくEU全域にわたることも、Appleは知っていた。同社がオランダだけを除外したのは、この国では9月半ばに、もっと広範な訴件が取り上げられるからである。


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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))