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発見!Android端末でもっとも起動されるアプリはブラウザーだった――調査を実現したfriendappはβ版に進化

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3カ月前に3.1億円を調達したAndorid向けのアプリを開発する日本のスタートアップのミログによれば、Android端末で1日あたりもっとも起動回数が多いのは電話でもなくて、Googleの検索窓でもなくて、ブラウザーなんだそうだ。意外なようでいて当然という気もしなくもない。彼らは世界に散らばる8万のAndroid端末からアプリの利用に関する情報を収集して、調査した結果からこの答えを導き出している。

なぜ、彼らが8万もの端末からデータを収集できるかというと、friendappというアプリに秘密がある。このアプリは友達がどんなアプリを使っているのかを、ソーシャル化することによって見つけ出すアプリなのだが、friendappがインストールされた端末上のアプリの利用動向をデータとして収集もしている。このデータをもとに集計したものが今回の調査結果となっているので、実際の利用実態に基づいたかなり信ぴょう性の高いものと言えるのだろう。

いままでfriendappはα版として提供されていたが本日よりβ版となり、装いも新たに自分が使っているアプリ群をアルバムとして公開できる機能や、それをソーシャルメディアに投稿する機能、個人にあったアプリを紹介してくれるレコメンデーション機能などが備わっている。この開発には1,000万ダウンロードを実現した人気カメラアプリのFxCameraを開発した山下盛史氏が全面的に関わっていて、ユーザーインターフェイスをはじめ大きく変更がなされている。

さて、話を調査結果に戻すと、今回の調査結果は2011年4月1日から昨日の8月16日までを期間としたもので、8万端末を対象に起動回数やインストールされているアプリを調査している。なんと対象となったアプリは13万6,705種類にも昇る。

冒頭にも述べたように、1日の起動回数でもっとも多いのはブラウザーだが、続いて電話、連絡先(Contacts)、マーケット、設定と続く。このあたりまでは1日1回ぐらいを起動しているが、それ以外のアプリは実際には平均すると1日1回以下の起動回数となっている。Gmailのようなメールクライアントが入っているが、利用頻度が少ないのも驚きではある。また、Google以外のアプリではFacebookとTwitterが上位に入ってきているのが興味深い。特にFacebookはGmailよりもわずかながら起動回数が多い。

面白いのは男女のアプリの使い方の違いだ。1日にアプリを起動する回数は男性が52回で女性71回。女性のほうが1.4倍もアプリを起動する回数が多いのは、女性のほうがマメに情報に触れたいということなのだろうか。また、1日に起動するアプリの種類数も若干ではあるけれど、女性のほうが上回っている(男性17.8種類、女性18.5種類)。

インストールされているアプリも、男性だったらセクシー系や仕事、車関連のものが多いのだそうだ。美人時計なんかが典型的なものなのかもしれない。一方女性は生理や美容、デコレーションなどのアプリが多いという。女子カレとかデコとも★DXなんかがそういった類のものなのだろう。このほかの細かいデータについてはSlideshareで公開されているので、下記を見てほしい。

こういった調査からわかるように、ミログはfriendappから得られるアプリの利用実態を軸にしたビジネスを提供しようとしている。通信キャリアやメーカーにとってみれば、自分たちがプリインストールしたり、おすすめしたりしているアプリの利用を把握することは、サービスを向上させていくためにも重要である。このため、彼らがミログと連携してfriendappを広めていく可能性もあるといったことをミログ代表取締役の城口洋平氏は示唆している。また、以前にも書いているのだが、アプリの利用頻度やインストールしている内容に応じて、その人にあった最適なアプリを「広告」としてレコメンドするといったことも可能になるだろう。この先の進化が楽しみなビジネスである。

最後にβ版となったfriendappについて触れておくと、新機能のアプリアルバム機能を使って、もっとも投票を得たアプリアルバムに総額で25万円の賞金がもらえるアプリコンテスト「TOKYO APP COLLECTION」が開催されていることも書いておこう。