iPad 3、ディスプレイ供給の遅れで市場投入も先送りか?

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ipad2_emptyアナリストや評論家たちは、AppleのiPad 3が今年後半に登場すると述べていた。しかしアジアのサプライヤーからの情報が信頼に足るものだとするならば、どうやらiPad 3の登場はもう少し後になりそうだ。ただしこれは次期iPadが高解像度ディスプレイを採用するというが本当である場合の話だ(個人的には高解像度ディスプレイの採用については事実だと考えている)。

噂によれば、次世代iPadでは9.7インとのディスプレイで2048×1536ピクセルという、現行iPadの4倍の解像度を実現するという話だ。また、Androidタブレットで見られるHDディスプレイと比べても3倍の高解像度ということになる。この解像度はLCDパネルメーカーにとっても非常にタフな注文となるものだ。Appleは以前、今年末までに500万ないし600万台のディスプレイパネル調達を試みたとのこと。しかしDigitimesのレポートによれば、この注文は取り消されたのだそうだ。

ディスプレイ業界でのうわさ話によれば、Appleの要求するディスプレイパネルをきちんと作ることができるのはシャープだけだとのこと。SamsungおよびLGは十分な量を供給できないらしい。歩留まりを計算せずに製造に乗り出しても、あまりに急いで市場に出してしまって故障続きとなったXbox 360の二の舞になってしまいそうなのだそうだ。Samsungは従来のものとは異なる高解像度ディスプレイを出してはいるが、市場投入に向けた準備が整うまで、Appleがこちらを採用することもないだろう。

タブレットにおいてはスクリーンが重要な地位を占めるが、膨大な数を安価に作らなければパーツとして採用できない。他のパーツ同様に、Appleはスクリーンの製造を手がけてはいないので、シャープなどにOEMを依頼するしかないわけだ。ここでシャープが「他社ができることなら何でもできますが、それはスペックでは無理です」と主張するなら、Appleとしては製品の投入を遅らせるしか選択肢がないということになる。

ちなみに、市場投入が遅れそうだという話の出てきたiPad 3ではなく、iPad 2の方は2011年の出荷台数が3000万に達しそうだとのこと。こちらはレアなパーツは使われておらず、人海戦術で次々と製品を生み出すことができる。

AppleはiPad 3についての正式アナウンスは行っておらず、アナウンスされていないものが「遅れる」というのも変な話ではある。それでもやはり今後の予定は気になるものだ。おそらくはSharpからも時間的な厳しさは報告を受けていて、Appleとしても予定の組み換えを行っていたことだろう。秋が無理だとすれば、実際に出てくるのはいつごろになりそうなのだろうか。1月あたりが考えられる線なのだろうか。情報をお持ちの方はぜひ教えて頂きたい。

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(翻訳:Maeda, H)