Facebook、友だちがタグ付けした写真を事前に承認できるようになった―その他改良多数発表

次の記事

Twitter、待ちに待った写真ギャラリーページをついに開設

pending

今週、Facebookからマイナーチェンジではあるが、しかし使い勝手の上で重要な改良が多数発表される。Facebookでは「誰と何を共有するかが今までよりずっと簡単に決められるようになる」改良だとしている。実際、Facebookのユーザーが何年も強い不満を感じていた部分が今回やっと改良された。さっそくどういうことか見ていこう。

まず、最初に、写真タグを含めて友だちが自分に付けたタグが、自分のプロフィールに表示される前に承認する(あるいは承認しない)ことができるようになった。これは重要な変更だ。事前承認はFacebookに写真のタグ付けが導入された当初からユーザーが望んでいた機能である。ただし、新しい事前承認機能はデフォールトではオフになっているので、ユーザーはオンにする必要がある。

事前承認制の導入で、写真に写っている人物を誰でもタグづけできるようになった。ただし、タグ付けされた相手は写真を事前にチェックしてプロフィールへの掲載を承認しないことができる。そこで「承認待ちのタグ」という新たな領域が作られた。友だちでないユーザーが写真に写っている自分をタグ付けした場合、デフォールトでプロフィールに掲載されることはなく、必ず本人の承認が必要になる。

自分の友だちが写真をタグづけした場合、従来どおり自動的にプロフィールに掲載されるのがデフォールトだが、上で述べたように、事前承認機能をオンにすることもできるようになった。

「承認待ちのタグ」は自分のプロフィールを開いたとき、自分のプロフィール写真の下に表示される。使い方は見ればすぐに分かる。


写真のタグ付けに関するもう一つの変更は、「タグの削除」に関するものだ。従来、友だちが、自分にとって不快な写真にタグづけしてきた場合、プロフィールからその写真を除去するには、「タグを削除」するしかなかった。しかしユーザーはその写真をプロフィールに掲載されたくないだけで、写真そのものを削除することは望んでいない場合が多い。

そこで今回「タグを削除」に新しいオプションが加わった。「写真をプロフィールに表示しない」というオプションを選択すると別のダイアログ窓が開き、「タグ付けそのもののを完全に削除する」かどうか選択できる。またこのダイアログから友だちに「写真を削除して欲しい」と要求する定型メッセージを送信したり、Facebookに対して「不適切な写真」だと通報したりすることもできる。


もう一つの修正は、Facebookは公開範囲を示す用語を‘Everyone’から‘Public’に変えた。これは当然だろう。‘Everyone’という用語が曖昧なのは最初からわかりきっていたことだ(全員というだけでは、「Facebookのメンバー全員」なのか「インターネットのユーザー全員」なのか分からない)〔日本語版では「すべてのユーザー」〕。

これは私の勘だが、当時Facebookはプライバシー問題でユーザーの反乱に苦しんでいたため‘Public’(一般公開)という用語は刺激が強すぎると考えてわざとあいまいな用語を選んだのではないかと思う。そろそろユーザーも慣れてきたと見て、意味の通る用語に変えることにしたのではないか。〔Google+の用語は「Plublic/一般公開」〕


その他いくつかプライバシー上の改良がある。さまざまなアップデートはGoogle+’にならって、公開範囲が明示されるようになった。つまり、一般公開、特定のグループや特定のユーザーのみに公開などが表示される(この場合、公開範囲は「カスタム」と示されるが、Google+とは異なり、誰に対して公開されているのかは表示されない)。

ユーザーが投稿を下書きしている時点で公開範囲のオプションが表示される。あいまいな南京錠のアイコンは削除され、Friends(友だち), Public(一般公開)、Custom(カスタム)と表示される。


もう一つ大きな変更がある。FacebookはPlacesの機能を大幅に変更した。現在のようなFoursquare的なチェックイン機能重視を止めた。Facebookによると、ユーザーから、チェックインより、話題の中に出てきた場所を簡単にタグづけしたいという要望が多く出てていたという。現在のPlacesでは、iPhone版、Android版ともに問題の場所の数ブロック以内に近づいていないとチェックインができない。また過去のある時点、あるいは将来のある時点でのチェックインも簡単に登録できない。今週行われるアップデートでは、ユーザーはその場所の近くにいなくてもチェックインできるようになるなど、機能に柔軟性が増す。

〔略〕


位置情報機能についてはもう一つ変更がある。今後Facebookではすべてのアップデートで市レベルでのチェックインが可能になる(もし私がこの記事をニューヨーク市で書いているとすれば、システムはそのことを投稿に表示するかどうか尋ねてくる)。もちろんこの機能が不要ならオフにすることもできるが、市の範囲でのチェックインならたいていのユーザーにとってはプライバシー的な問題は起きないだろう。

また、ユーザーがプライバシー設定をやりやすいよう表示が改良された。プライバシー・オプションがメニューの奥に埋め込まれるのではなく、プロフィールに直接表示され、選択できるようになった。


さて、今回のアップデートの理由は? それはやはりGoogle+だろう。私の質問に対して、Facebook側は「〔Google+を特に意識したわけではなく〕これらの改良は半年前から開発を始めていた。Google+の発表前にローンチできていればよかったのだが〔間に合わなかったのは残念だ〕」と述べた。これは半面の真実だろう。FacebookにはGoogleがFacebokの欠点を修正したソーシャル・サービスを公開してくることがだいぶ前から分かっていたはずだ。そこでFacebookとしてはいち早く予防的反撃として今回のアップデートの準備を始めたに違いない。

理由がなんであるにせよ、今回の修正はすべてユーザー体験の改良となっており、歓迎すべきものだ。

Facebookが今日(米国時間8/23)発表したこれらのアップデートは、明後日以降、一般ユーザーに順次公開される予定だ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+