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eブックに音楽や効果音を同期させるBooktrack–ゲテモノかホンモノか?

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今朝(米国時間8/24)ロンチした†Booktrackは、もしかして、eブックに革命をもたらすかもしれない?。(†: The New York Timesの記事では昨日になってる。)

Booktrackによると、同社の技術を使ってeブックにサウンドトラックを同期させることにより、”読者は想像力を一層羽ばたかせ、本の内容への没入性を深める”、のだそうだ。

その技術は音楽や効果音をテキストに合わせ、読者の読むスピードに合わせて音も進める。BooktracksはiPad、iPhone、iPod touch用があり、Androidアプリも制作中だ。どんなeブックがあるのか、それはBooktrackのBookshelf(本棚)を見ていただきたい。

同社は、Sony/ATV Music Publishing、Park Road Post、Full Fathom Fiveと提携していて、HarperCollins Children’s Booksから出版されているPittacus Lore(James Frey)の小説’The Power of Six’は、その技術をフルに利用している。

Booktrackとそれを利用する出版社(者)は、作家、作曲家、ミュージシャンらと利益を分有する、と同社のプレスリリースは言っている。

Booktrackに投資しているのは、かつてPayPalやFacebookの投資家(長年後者の取締役)だったPeter Thielと、同社に協力する作家たちだ。このほか、Mark D’Arcy(FacebookのGlobal Creative Solutions担当ディレクター)とDerek Handley(マーケティングとメディア企業The HyperfactoryのCEO)も初期投資家の一員だ。

なお、Derek HandleyがBooktrackの会長になる予定だ。

Booktrackの協同ファウンダでCEOのPaul Cameronは、プレスリリースの中で、今までのeブックはサイレント映画と同じだ、と言っている。でも、読書は映画とはまったく異なるコンテンツ消費方法だから、この比較はどうかな? eブックに音を付けたら、気が散って本に集中できないんじゃない?

でもぼくは一冊試してみただけだから、この革新的な(?)eブックテクノロジについて評価を下すのはやめておこう。

たとえばWiredのCharlie Sorrelは、このアイデアはくだらないと言っている。彼は正しいと思うけど、同社が耳を傾ける気配はない(当然か)。

Booktrackによれば、数週間か数か月後には、最初からこの技術の利用を前提に構想制作された短編集を出すそうだ。最初はSalman Rushdieの’In the South’(予定では9月)だ。また、「ハックルベリーの冒険」、「ピーターラビット」、「ピーターパン」、「三銃士」、「高慢と偏見」、「ジェーン・エア」、「ロメオとジュリエット」などの古典も計画している。

本誌の常連ライターで著作家のPaul Carrが、これをどう考えるか、ぜひ知りたいな。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))