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AppleがiPhoneハッカーNicholas Allegra(@Comex)を雇用

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Appleがまた、iPhoneのジェイルブレークコミュニティのメンバーを一人雇用した。Nicholas Allegra、Twitter上では”@comex“で知られる人物だ。AllegraはWebサイトJailBreakMeの作者として有名で、ここでは、まるでブラウザでどこかのWebページを訪ねることのように超簡単に、誰もがiPhoneをジェイルブレークできる。

ニューヨークのChappaquaに住むこの19歳のハッカーは、自分が雇用されたことをTwitter上にポストし、再来週からAppleのインターンになる、と言っている。

Allegraはジェイルブレークコミュニティのもっとも目立つメンバーの一人で、とくに、iOSのセキュリティの弱点を頻繁に見つけた。それらの脆弱性があるとiPhoneやiPod Touch、それにiPadsも、ハック可能になる。通常、それらのセキュリティホールは、ジェイルブレークを行うソフトウェアが利用する。ソフトウェアは、iPhoneなどをUSBケーブルでコンピュータに接続した状態で使う。

しかし、JailBreakMe は、あまりにも使いやすかった。ビジターは自分のモバイルデバイスからそのWebサイトをロンチするだけだ。そのサイトにはおなじみの、”slide to jailbreak”バーがページの下部にあり、ジェスチャ一つでデバイスはハックされる。つまり、技術にまったくうとい人でも、ジェイルブレークできてしまうのだ。

これまでAppleは、ジェイルブレークを非推奨としてきた。それをやられると、公式のiTunes App Store以外から、サードパーティのアプリケーションをインストールできてしまう。またそれにより、App Storeで売られているアプリケーションの、海賊版が出回る懸念もある。そして、デベロッパとAppleの収益機会を奪われる。

しかし、ジェイルブレークの目的と関心は、必ずしもアプリを盗むことばかりにはない。Androidでrootになるための’秘術’と似て、彼らは要するに自分のマシンを完全にコントロールしたいのだ。ジェイルブレークしたiOSデバイスの上では、ユーザは、ソフトウェアに小細工をしたり、あるいは、Cydia、Icy、ThemeItといったサードパーティの”ジェイルブレーク”アプリストアから、ウィジェット、テーマ、未承認のアプリなどをインストールできる。

最近のAppleは、急成長しているジェイルブレークコミュニティ(全iPhoneユーザの10%といわれる)に対し、前向きの目線を注ぐようになった。たとえば6月には、人気の高いジェイルブレークアプリMobile Notifierの作者Peter Hajasを雇用した。彼のそのアプリは、iOS5の新しいノーティフィケーションシステムに、驚くほど似ているのだ。そのときから、Appleはジェイルブレークに対する同社の姿勢を見直すのか?と騒がれるようになった。同社は今ではジェイルブレークコミュニティを、新しい才能を発見するためのファームリーグとみなしているのではないか、などと。

今年ジェイルブレークは、最初のハッカー大会MyGreatFestが開かれることにより、さらにメジャーな位置づけを獲得する。このイベントの主催者たちによると、Allegraも出席する予定だったが、今となっては分からない、という。

MyGreatFestの主催者Craig Foxは曰く、”Allegraにとっては、すばらしいことだと思うよ。でも、彼ほどの優秀な若いハッカーを失うことは、ジェイルブレークコミュニティにとって悲しいことだね”。

画像クレジット: Forbes…同誌のこの記事はAppleに、@comexを同社のセキュリティ担当のインターンとして採用することを勧めている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))