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多忙なデベロッパのサイドプロジェクトの展開運用を代行するBushido

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Samurai

デベロッパの人はたいがい、いくつかのサイドプロジェクトを抱えている。それは、夜とか週末などにいじり、GitHubにアップロードしているかもしれないが、スタンドアロンのサービスとして一般に公開することは考えていない。そのプロジェクトがだめだからではなく、メンテナンスがたいへんだからだ。しかも毎日、自分は本来の仕事をしなければならない。

先週Y CombinatorDemo Dayから巣立ったBushidoは、サイドプロジェクトのお手伝いをする。つまり彼らにまかせるとデベロッパは、あとの面倒を心配することなく、自分のアプリを単純にオンラインで提供でき、必要なら売上金の入手も簡単にできる。

Bushidoの協同ファウンダSean Groveによれば、デベロッパたちのオープンソースのプロジェクトを、エンドユーザが使用できるアプリとして提供するためには、認証とか支払いなど面倒な事務が伴うが、デベロッパたちにはそれをやる気またはやる暇がない。だから、一般に公開せずに、GitHubのリポジトリに眠ったままになるのだ。〔消費者アプリではなく、Webサービスアプリなどのための(ホスティング付き)app storeですね。〕

Bushidoは、デベロッパが自分のアプリケーションを一般公開するためにやるべきことを代行する。今サポートしているのはRailsのアプリだが、ユーザ認証、支払い、などの一般的な機能を組み込めるためのAPIも提供している。プロジェクトのホスティングもBushidoが行うので、デベロッパはAWSなどなどへの支払いを気にする必要がない。ただしBushidoは、売上の15〜40%を取る(大きなアプリほどパーセンテージは小さい)。

今すでにBushidoから展開〜インストールしているオープンソースアプリケーションは、FatFree CRMやLocomotive CMSなどだが、利用するデベロッパが増えれば、当然、提供アプリも増える。

Bushidoはしかし、デベロッパに利便性を提供するだけでなく、もっと大きな目標も持っている。オープンソースアプリのための、ユーザ認証とデータの、総合センター的なデータベースだ。言い換えると、彼らが提供するそのWebレイヤによって、複数のアプリ間の相互運用性が実現することだ。

ユーザが、Bushidoがホストしているアプリにサインインすると、そのログインによって、このプラットホーム上のすべてのアプリにアクセスできるようになる。だからユーザは、新しいアプリを試してみるのも気軽である。また、データに互換性がある場合には、ユーザは複数のアプリケーションから同じデータにアクセスすることすらできる。

ただし現状では、データをエキスポートする機能がない。Groveはもうすぐサポートすると言っているが、今のところはデベロッパたちからの信用と信頼を獲得することが先決だ。Groveと彼のチームは、オープンソースのデベロッパなので、ユーザの気持はよく分かる、という。

もうひとつの問題は、ほかのアプリを簡単に試せるシングルサインオンの方式が、デベロッパによっては嫌かもしれない。Groveも、その問題は認めているが、オープンソースのデベロッパたちは、ユーザのロックイン(特定アプリへの閉じこめ)よりも、オープンな競争のほうを好むから、ユーザが競合製品を知ることを、そんなに嫌がらないだろう、と言う。しかし、もしもデベロッパが好まなかったら、変更を余儀なくされそうだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))