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HP Inc. (企業)

思わぬ人気に応え, HPがTouchPadを"もう一回だけ"生産する

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10日前にHPは、同社が突然製造を中止したTouchPad(この夏の初めに発売したWebOS搭載のタブレット)の<在庫一掃>をやる、と発表した。その製品の最初の定価は500ドルで、その後400ドルに値下げしたが、売上は伸びなかった。しかし、在庫一掃セールは、爆発的に売れた。お値段は、99ドルだった。

HPと小売店にあるすべてのTouchPadが、1日または2日で売り切れた。それから、熱心なファンからのメールやメッセージが、HPやお店のメールアカウント、Twitterのフィード、それにHPのWebサイトなどに殺到して、まだどこかに在庫はないのか、と迫った。

HPは、こう答えた: 今後数週間はありません。しかし今日(米国時間8/30)は、もっと良いニュースが飛び込んできた。HPは、既存の在庫を一掃するだけでなく、需要に応えるために、あと一回だけ製造ラインを動かす。

そうやって新しく作られるTouchPadsも99ドルなのか、HPはまだ明言していない。しかし、最近のFAQへの答もその価格だから、どうやら維持されるようだ。

しかしもしそうなら、HPは一台売れるたびに相当な損失を計上する(iSuppliは製造原価を$318と推計している…ちょっと違うんじゃないかと思うが、いずれにしてもHP の利益はない)。タブレットのある程度のマーケットシェアを獲得して、WebOSの強力なエコシステムを作り、今後正規に売っていくための投資だ、という説もある。でも、それは、あまりにも高く付きすぎる戦術だろう。

一種のパブリシティという説もあるが、でもHPは消費者向けPCから撤退するのだから、消費者対策が同社の大きなプライオリティになるだろうか。

アップデート: この記事のコメントで言われているように、HPにはまだ部品の在庫がたくさんあるので、それをスクラップにするよりは、組み立てて売った方がよい、という線もありえるね。

そして、本誌の編集長Michael Arringtonが先週提案したように、HPは、スクリーンの質を落とすなどして、誰もが買えるような低価格製品をつくり、それを売っていくのかもしれない。100ドルか、せいぜい200ドルぐらいの、ノンAppleの製品なら買う、という消費者の意思は見えている。HPがそのスイートスポットに当てることができれば、コンテンツやアプリという新たな収益源ができ、見事に利益商品になるだろう。ただし、そのような方針がすでにあるのなら、今回のような”一回だけ製造ラインを動かす”はないだろうが。

いずれにしても、売り出しが行われたあとを、見守るしかない。

HPのブログは、今トラフィックが殺到しているが、こう書いている:

Q: HPがTouchPadsを出荷するのは、1週間後、それとも2週間後?

一定量が数週間後に出荷されます。詳細が分かり次第、この場でお伝えします。メールを希望された方には、メールでご連絡します。HPのSmall and Medium BusinessチームがHP TouchPadsを完売し、在庫が残っていないことは、確実です。

Q: 最近の需要に十分対応できるほど、生産しますか?

WebOS搭載のTouchPadsを、10月31日に終了する弊社の2011年第四四半期に、一定量のみ生産します。

Q: 今後の需要には、応じないのですか?

HPはwebOS製品の開発を中止しており、事業は弊社の2011年第四四半期内に閉鎖されます。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))