Sony、IFAショーでAndroidタブレットをお披露目―Sony SとP

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「最初に作ったから良いというわけではない。重要な問題はより良い製品を作ることだ」とSonyのCEO、サー・ハワード・ストリンガーは宣言した。ジャジャーン。

さあ、SとPの登場だ。Sonyはついさきほど、ベルリンで開催中の2011 IFAショーのプレスイベントで最初のAndroidタブレットをお披露目したところだ。しかしApple以外の会社の製品の例にもれず、Sonyは数ヶ月前から意図的なリークを含めて、ありとあらゆる方法で自社のタブレットの評判を広めようと努力してきた。そのため今日の発表はいささかアンチクライマックスの感があった。

今回Sonyはタブレット市場に2機種を投入してきた。丸っこいSと二つ折り方式のPだ。タブレットはスペックだけでは売れない。TouchPadを始めとするHoneycombタブレットの全般的売れ行きがそれを証明している。Sonyはタブレット製品を―堅実ではあるがあまり知られていない―Qriocityメディア配信プラットフォームと連携させた。つまりこのタブレットのターゲットには頑固なSonyファンが想定されているのだろう。


SはBraviaとTruBlackテクノロジーを利用した9.4インチのIPSディスプレイが採用されている。標準的なWiFi機能、16GBまたは32GBのメモリー、AT&Tの4G接続などが組み込まれている。SonyはS’のCPUについては詳しいことを語らなかった(アップデート:Terga 2と判明)。その他、フルサイズのSDカードスロット、Bluetooth、長時間駆動のバッテリーを装備している。

Sonyは自社のプロダクトを社内でも使うことで徹底している。他のSony製品との連携もお得意だ。裏面のIRポートからSony Braviaテレビに接続できる。またPlaystation接続認証を受けており、Bluetoothを通じてPS3をコントロールし、データをやり取りできる。


Pは少々毛色が変わっている。といってもまったく独創的な製品というわけでもない。クラムシェル(2つ折)タイプのポータブル・デバイスは何年も前から市場に出ている。デュアルスクリーンのAndoroidの最初の製品はKyocera Echoだろう。そいうわけでデザインにさほどオリジナリティーがあるとはいえないが、Pの1024 x 480デュアル・ディスプレイはなかなか魅力的なユーザー体験を提供する。2つのスクリーンはそれぞれ独立でも、一組としても使える。たとえば、手前のスクリーンをキーボードにして上のスクリーンにメール編集画面を出すこともできるし、eブックリーダーなどのアプリであれば両スクリーンを協調させてページを表示することもできる。

ヨーロッパ市場への出荷は、タブレットSが9月中で€479、Pが11月で€599を予定している。他の地域への出荷時期や価格はまだ明かされていない。ただし(非公式なチャンネルから)聞いたところでは、ここ数週間のうちにアメリカ向けに16GB($499)と32GB($599)のSが出荷されるという。(アップデート:この時期と価格は確認された)。

ストリンガーがIFAのプレスイベントの冒頭で述べたように、最初にやった者が成功するとは限らない。Sonyのタブレットはライバルの製品とあ、少なくとも少々異なっている。デザインはある意味過激で、万人受けするかどうかは分からない。しかし古き良きSonyの雰囲気を漂わせている。つまりウォークマンやトリニトロンを作った頃のSonyだ―ベータマックスのSonyでもある。あの頃のSonyは男性ホルモンが溢れているティーエージャーの男子そこのけの無鉄砲さでマーケットに突進していたものだ!

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(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+