photographs
JPEG

高圧縮(最大で1/5)のJPEG画像を作るJPEGmini–無料のWebサービスとして登場

次の記事

Yahoo CEO Carol Bartzが自分の解雇を確認–彼女のiPadからのメールで

JPEGmini-logo

写真家の方は、ご注目を。JPEGminiというスタートアップが、JPEGの写真のファイルサイズを、元の画質を維持しながらオリジナルの最大1/5まで縮小できるという、圧縮技術を発表した。

この技術はWebを念頭に置いて設計され、アマチュアもプロも写真の保存用にオンラインのストレージをますます多く使うようになっている現状に、対応している。JPEGminiを利用すると、ファイルサイズが小さくなるぶん、ストレージと帯域の費用を節減でき、メールや共有などのためのアップロードも高速になる。

では、どんな技術か?

同社によると、JPEGminiはまず、人間の視覚系を真似た独自の画質検出機能により、入力画像を分析する。次に、その分析に基づいて、異物等が生じない許容範囲内で最大限の圧縮をかける。この第二の部分は実はJPEGエンコーダで、それが元の写真を処理して、JPEGの規格の範囲内で可能な最大限の圧縮をかける。

だから、分かりやすく言うと、JPEGminiは新しいファイル形式ではなく、むしろファイル形式はJPEGそのものなのだ。

しかしそれでも、場合によっては最大で1/5(オリジナルの20%)の圧縮を可能にする。

ただし、あくまでも”場合によっては”だ。逆にJPEGminiと今のJPEGで結果はほとんど同じ、ということもあるようだ。サンフランシスコのJMG Galleriesのオーナーでプロの写真家のJim Goldsteinが行ったテストによると、Web上の大きな画像ならPhotoshopよりもJPEGminiのほうが圧縮後のファイルサイズは小さい。しかし小さな画像なら、Photoshopの”Save for Web”を60%の品質設定で使ったほうが結果が良い(彼のテストの詳細がここにある)。

このテスト結果は、JPEGmini自身が言ってることを裏書きしているようだ。オリジナルのJPEG写真の解像度が高いほど、ファイルサイズの圧縮率も大きくなる。たとえば1/5の圧縮率を達成するためには、8MPよりも大きな写真でないとだめだ。

Goldsteinはプロの写真家なので、JPEGminiのサービス規約(Terms of Service)を気にしている。それによると、写真を同サイトにアップロードすると、それを自分たちのサービスの宣伝用に使うこともある、というのだ。でもこれは、言葉遣いを変えて、”リクエストにご承諾いただければ”とかを付け加えればいいだけだ。

なお、JPEGminiは写真のメタデータを完全に保存する。

でもGoldsteinによれば、画質とストレージ量の最良のバランスは、JPEGをRAWファイルで保存することだ、という。そして理想的には、圧縮をバッチで行う。訂正: JPEGminiでもフォルダをアップロードできる。

Goldsteinのようなベテランのプロなら、JPEGminiは要らないかもしれないが、一般消費者はどうか。彼らは、Adobe PhotoshopやLightroomなどを持っていないことも多いだろう。この技術を携帯のカメラや一般のデジカメなど、消費者製品に組み込めば、写真を保存したり共有するときのストレージと帯域を節約できるだろう。

JPEGminiを開発したICVTは、イスラエルのテルアビブのスタートアップだ。ファウンダのSharon Carmelは、Emblazeの協同ファウンダでもある。後者はインターネットで初の、ベクタグラフィクスのプレーヤーで、Macromedia FlashやBeInSyncよりも早い。P2Pのシンク/バックアップサービスBeInSyncは、2008年にPhoenix Technologiesに買収された。JPEGminiは、目下、自己資本のみだ。

[原文へ]
[jpTechCrunch最新記事サムネイル集]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))