CarbynのHTML5 OSがあれば自機上のローカルアプリは要らない

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まだGoogle+を使っている人は手を挙げて

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HTML5, HTML5, HTML5 — 最近はどこへ行っても、この話題でもちきりだ。来週Facebookが、HTML5アプリのためのプラットホームProject Spartanを発表したら、騒ぎはまた一段と増幅されるだろう。でも、その日を待たなくてもよい。TechCrunch Disruptでロンチしたスタートアップがすでに、完全にHTML5ベースのOS: Carbynを作っているのだ。

Carbynのすごいところは、インストールするものが何もないことだ。なぜならHTML5だから、ブラウザの中で動く。そう、Googleの言う”モダンな(現代的な)”ブラウザなら…実質的にそれは、IEの古いバージョン以外のものすべてだ。ブラウザを開いてCarbynにログインすれば、それで出発準備完了。チームはCarbynを、iPadとBlackBerryのPlayBookの両方で見せてくれた。もうすぐ、スマートフォンでも使えるそうだ。

この’OS’をロードしたら、その画面にどんなアプリでも呼び出せる(もちろん、すべてはブラウザ内だが)。アプリは、最初からCarbyn向けに(HTML5オンリーで)作ってもよいし、また、既存のアプリを使うためのラッパーも用意されている。そのためのSDKも完備しているが、チームによれば、どんなアプリでも30分以内で使えるようになるそうだ。

でもこれは、Chrome Web Storeなんかとどこが違うのか? いや、あれはHTML5アプリのストアであり、それらが動くためのOSではない。使うのはやはりブラウザ内だから、ウィンドウやタブを閉じればクローズする。Carbynでは、アプリをクローズしたらCarbynのホーム画面に戻るだけだ。でも、SDKが良くできているから、マルチタスクが可能で、これまでできなかった、複数のWebアプリ間の対話も可能だ。

多くの点でCarbynは、ブラウザそのもの、とくにChromeに似ている。というより、Chrome OSに似ていると言うべきか。

しかしChrome Web Storeが使えるのはChromeの上だけだし、一台のパソコン上だけだ。Carbynは、いわゆる”モダンな”ブラウザの上ならどこででも使える。”Googleは自社製品を宣伝したいが、われわれはブラウザを特定しない”、協同ファウンダのJaafer Haidarがそう言う。

Carbynはたぶん、過去に本誌が何度も取り上げたことのあるJolicloudにやや似ている。ただしJolicloudのほうは今、方向性を変えようとしている。というか、連中は絶えず少しずつ変化している。両者のビジョンは似ていても、Jolicloudは、早すぎた者の苦悩を味わっているのだろう。そもそも、彼らがロンチしたときHTML5は無に等しかった。だから彼らは、LinuxベースのOSを作らざるをえなかったのだ。

FacebookとProject Spartanに関しては、CarbynはChrome Web Storeと同じ問題がある、と予想している。つまり、親会社との結びつきが強すぎる、と。”FacebookがMicrosoftの真似をして、HTML5用の独自規格のフックなど作らないことを、望みたいね”、とHaiderは言う。

Carbynは今、いくつかのデベロッパと提携して、Carbyn向けに最適化されたアプリを作ろうとしている。そしてそれらを今後、自分のアプリストアで売る(つまりふつうのやり方)か、またはどこかとアフィリエイトしたい、という。

Carbynはカナダのスタートアップで、社員は5人、今のところ自己資本のみだ。今、最初の外部資金の調達を準備中だが。

では、下のビデオでCarbynを実際に見ていただこう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))