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“むかつかない銀行"を目指すBankSimpleがやっとデモビデオ第一弾を発表

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Alex PayneがTwitterを辞めて参加した、BankSimpleは、これまで、資金調達に関するニュースはそこそこあったけど、実際の製品に関してはずっと未知数だった。今日(米国時間9/21)同社は、その状況をやや改善して、同社の銀行クライアントWebサービスに関する紹介ビデオを発表した。それを見てぼくが何よりも感じたのは、同社が約束した“むかつかない銀行”というビジョンが、しっかり健在であることだ。

このビデオはあくまでも概要紹介で、メイン画面のルック&フィールと、銀行としての一般的な機能を見せているだけだ。オンラインやモバイルの銀行アプリは激戦区でもないから、彼らも急いではいないようだ。あくまでもマイペースで、自分たちのサービスがこれまでのものよりも良い理由を、説明しようとしている。今回のは、イントロだね。

この短いPR的なビデオの、内容を紹介するつもりはないが、2〜3コメントしておきたい。まず、”お金を安全に使える”銀行口座は良いアイデアだが、複数の口座やクレジットカードなど細かい要素が絡んでくると、今の銀行口座同様に、複雑になりはしないか。単純に自分の銀行口座にお金を出し入れするだけなら、BankSimpleが提供しようとしている銀行インタフェイスの改善も、要らないのではないか。

でも、単純な機能としては、今車を買ってもOKか分かったり、最初に設定した”余裕金”のレベルに残高が近づいていることが分かったりするので、便利だろう。

検索も、良くできているようだ。今の検索は一般的に高度化しているから、とくに銀行や医療のような重要なサービスでは、単純な文字列マッチングではもはや許されない。優れた検索は、虚偽対策にもなる。ぼくもごく最近、自分の口座に虚偽の課金をされた経験があるので、充実した平文(自然言語)検索が簡単に使えるといいなぁ、と思うね。

送金も、簡単にできるようだ。コメントにもあるが、デビットはすぐにはできない。ちょっとそれは、ぼくの期待に反するね。ユーザに口座を見せるわけだから、”安全に使える”口座から消えるべきお金は、すぐに消えるべきではないか。簡単に実装できるはずのそれをしないのは、たぶん正当な理由があるのだろう。(アップデート: ビデオをもう一度見ると、デビットは”スケジュール”されるのだ。でもやはり、”安全に使える”口座から引き出されてほしいね)。

送金とカードの扱いに、十分な多様性があるか、それも気になる。ビデオを見たかぎりでは、”通常の”銀行カードの扱いと同一のようだ。でも、銀行法の、州による違いや国による違い、営業時間の違い、などなどへの対応は? このサービスは、銀行を改善改良するのか、それとも、銀行の顔だけを改善改良するのか?

インタフェイスは相当すばらしいが、ぼくらが望むものは、銀行業務そのものの刷新だ。優れた検索や、各月の口座管理は良いサービスだが、われわれを悩ませている今日の大手銀行の、あれやこれやはどうなる? 同社の方向性はとても良いと思ったけど(投資家たちもそう思ったからこそ投資したのだ)、業務の全体については、今後を見守りたいね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))