オンラインビデオ広告、いまや全米国人口の50%にリーチ

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video-camera-comScoreは先日、8月のビデオサイトランキングを発表している。統計をみてまず驚くのは、アメリカ人の多くがYouTubeを中心にずいぶん長い時間オンラインビデオを見ているという事実だ。また、既にウェブ上で最大の写真共有サイトとなっているFacebookは、先月にはビデオ分野でもユニーク訪問者数ではインターネット上で第3位の地位を獲得している。私自身についてはFacebookで動画を見た回数など両手に余る程度なので、この統計は少々驚くものではあった。

それはともかくcomScoreの発表した数値によれば、Facebookの8月における成績は5160万のユニーク訪問者数で、2位のVEVO(6200万)およびGoogleのYouTube(1億6200万)を追っている。4位になっているのはViacom Digitalで、Microsoftが5位に転落、YahooおよびAOLは前回から変わらずそれぞれ6位と7位につけている。ちなみにユニークビュー数については増加傾向にある。

全体的にみてみると、閲覧セッション数はまたしても過去最高の数値を叩き出している。8月のセッション数は69億(うち半分以上をYouTubeが生み出している)にも上る。閲覧時間の方は8月の平均で18時間となっており、こちらでもYouTubeおよびHuluが好成績でそれぞれ5.7時間および3.2時間となっている。さらに、米国におけるインターネット人口の85.8%がオンラインビデオを閲覧しているという数値も報告されている。

こうした数値もなかなか興味深いのだが、個人的にもっとも面白いと感じたのは米国におけるビデオ広告の普及具合だ。8月に米国で提供されたビデオ広告は56億にものぼり、これはほぼ全地球人口の80%の人ひとりひとりに、ひとつずつ広告を提供したというような計算になる。また8月のデータを見ると、ビデオ広告は全アメリカ人の50%に、平均37.6回という頻度でリーチしていることになる。8月のビデオ広告閲覧時間は合計で25億分にのぼっている。数字が大きすぎて計算に自信が持てないが、これはすなわち4000年分におよぶ長さの広告が閲覧されたということになるようだ。

ビデオ広告についてもう少し詳しくみておこう。comScoreによれば、閲覧されたビデオのうち13.4%が広告で、時間に換算すると1.3%分が広告であったとのことだ。広告嫌いの人にとっては誠に悲しむべきことではあろうが、広告主にとっては、デジタルビデオというのが卓越した(効果を期待できる)、多くのオーディエンスにリーチできる広告媒体となったことを意味するのだろう。Huluでは動画内の広告をスキップできないというのも、広告主にとっては魅力的に写ることもあるかもしれない。

Huluといえば、ビデオ広告のインプレッション数では最高の成績をあげている。8月のインプレッション数は9億9600万で、続くのがTremor Videoで7億6400万、そしてAdap.tvが3位で7億2000万となっている。

ちなみにcomScoreはYouTubeとの間で詳細データ取り扱いについての契約を結んだようだ。YouTubeにおける数千ものパートナーやチャネルそれぞれにおける詳細閲覧データを取り扱えるようになった。本件についての詳細や、取り扱えるようになったデータの例はこちらで見ることができる。

記事中の画像はBlankenship Designのものを拝借した。

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(翻訳:Maeda, H)