フィットネスアプリケーションを提供するEndomondo、500万ダウンロード達成と同時に230万ドルのシード資金を調達
TechCrunchに入った情報によれば、エクササイズを行った記録やパフォーマンスデータを自動的にトラッキングするサービスを展開しているEndomondoがSEED Capitalより230万ドルの資金を調達した。
デンマークのスタートアップである同社によれば、「ソーシャルフィットネス」を実現するSports Trackerアプリケーションは、携帯電話を本格的パーソナルトレーナーに変身させるアプリケーションで、これまでに500万回ダウンロードされているとのことだ(資料PDFはこちら)。
Endomondoは調達した資金でシリコンバレーにオフィスを開設し、収益化の道を探り、2012年末までに利益を上げたいと考えている。
サービスの狙いは、フィットネスに「ソーシャル」を持ち込んで、孤独になりがちな個々人のモチベーションをあげ、フィットネスを一層楽しめるものとしていくことだ。
Endomondoの共同ファウンダーであるMette Lykkeは次のように述べている。
エクササイズが身体に良いことは誰もが知っています。それでありながらエクササイズをやめてしまうのは、モチベーションを保てないからなのです。
多くの人々のデータを集約して比較したりするだけで「ソーシャル」が実現できるとは思いません。人々の振る舞いが変わるのは、何か興味の持てることを見つけたり、ソーシャルな関係性の中で前向きなプレッシャーを感じて、モチベーションを感じた時なのです。
同じ目的を持っている人、とくに友人関係であったり家族などの近い関係の人と目的を共有しているような場合、フィットネスに対するソーシャルファクターが生じて、強いモチベーションを抱くようになるのです。
EndomondoのSports Trackerアプリケーションは2008年9月に最初のリリースを行なっている。ランニング、サイクリング、ウォーキング等、距離を指標とする運動で利用することができる。
GPSを利用するようになっており、ルート、距離、運動時間、スプリットタイム、カロリー消費などを記録して、音声で成果についてのフィードバックを行なってくれるようになっている。
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(翻訳:Maeda, H)