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ビジネスコンテンツ共有プラットフォームのSlideShare、HTML5化でモバイルにも対応

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Upload & Share PPandoraLinkedInBox.netなど、多くのサービスがクロスプラットフォームでのリッチメディアコンテンツを提供するためにHTML5による実装へと向かっている。そしてビジネス向けドキュメント、ビデオ、プレゼンテーションなどの共有サービスを提供しているSlideShareもこの動きに乗ってきた。

ご存知の方も多いだろうが、SlideShareプレゼン資料やビデオを簡単に共有することができ、また関連するコンテンツを発見したり、同様の興味をもつ人同士で繋がっていくことを可能とするプラットフォームだ。また企業向けのサービス充実もはかっており、企業内やパートナーからのコンテンツを一括して管理できるブランドページを、IBMその他の企業に提供してもいる。

モバイル環境でさまざまなコンテンツを活用にするようになりつつある現在のトレンドを考えれば、SlideShareのモバイル対応の動きは当然のものとも言える。同サービスはこれまでモバイル用アプリケーションを提供しておらず、またサイトのコンテンツはFlashを利用して提供されていた。Flashを使っていることで、iOS利用者からの利用が難しいものとなっていた。これに対応するため、ネイティブアプリケーションを開発するのか、それともHTML5による実装をめざすのかについては議論もあったようだ。共同ファウンダのJonathan Boutelleによれば、HTML5を活用したモバイル向けサイトを作る方が、iPad、iPhone、Androidデバイスなどに即座に対応できて有利だと考えたそうだ。

SlideShareではHTML5を採用することにより、レンダリング速度は30%向上し、共有する等のインタラクションも簡単に行えるようになった。Boutelleによれば、最新版のSlideShareページでは、パワーポイントおよびワードドキュメントを細かなところまでをHTML5のみでコンバートする特許申請中の技術を使ってもいるそうだ。

また、HTML5を使ったリニューアルのおかげで、テキストのコピーペーストやキーボードを使ったナビゲーション、フルスクリーンモード、埋め込みドキュメントの閲覧等、これまでデスクトップ環境からしか利用できなかった機能もモバイル環境で利用できるようになった。登録利用者は、知人が限定公開しているプライベートコンテンツや、お気に入りコンテンツの閲覧も行える。また、見ているスライドの閲覧数、埋めこまれた回数、お気に入り登録された回数などのメタデータも簡単に見ることができるようになった。関連コンテンツや、資料登録者による他の公開資料なども、わかりやすく表示されている。またトップ画面には、お薦めプレゼンテーションのリストも掲載されている。

Boutelleによると、SlideShareの利用者は増え続けているのだとのこと。今回のHTML5化によりさらなる利用者増が期待できると述べている。多くの企業も各種ドキュメントを手軽に、軽快に使いたいと考えており、ブラウザや搭載フォントの違いによる見え方の違いも最小限にしたいと考えている。HTML5化はそのような流れにも沿うものだとのこと。先にも触れたように、SlideShareはこれまでにモバイル向けアプリケーションのリリースなどは行なっておらず、今後もそうした予定はないようだ。「HTML5の環境はすばらしいもので、今後はさらにこちらを発展させていき、誰もが使える環境を実現していきたいと思っています」と、Boutelleは述べている。

SlideShareは6000万人が利用しており、日々数万件ものビジネスプレゼンテーションがアップロードされている。Jonathan Abrams、Mark Cuban、Dave McClure、およびVenrockから300万ドルの追加調達も行なっている。


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(翻訳:Maeda, H)