モバイル支払いサービスのSquare、ローンチ満1年で年間処理額20億ドル、加入端末80万台に

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革新的なモバイル支払いサービスのSquareが、今日(米国時間10/10)、ビジネスおよびサービスの機能に関していくつか重要な発表を行った。まずSquareは、新規ユーザーに課していた支払額の上限を撤廃した。

少し背景をおさらいしておこう。Squareはマーチャント(クレジットカードで支払いを受けようとするユーザー)に対してiPhone、Android、iPadのマイクジャックに接続する小型のクレジットカード・リーダーとそれを利用するアプリを提供している。顧客はリーダーにクレジットカードをスワイプするだけでオンライン支払処理が完了する。

このシステムはTwitterの発明者で共同ファウンダーのDorseyの創案によるものだ。5月にSquare社はiPadをキャッシュレジスターやポイントカードの代わりにできる新サービスを立ち上げた。6月には 1億ドルのベンチャー資金を調達、時価総額は10億ドルに達した。

ただし、従来、Squareのユーザーが週に1000ドル以上の支払いを受けた場合、超えた額の支払いは一定期間保留されることになっていた。マーチャントの信用を判定するアルゴリズムにより、保留期間は数時間から1月までさまざまだった。マーチャントは保留期間を短縮するようSqureと交渉することはできたが、結果はケースバイケースだった。

サービスを公開してから今日がちょうど1年目にあたるのを機に、Squareは支払額の制限を撤廃した。Squareは取引発生と同時にマーチャントに対する支払処理を開始、翌営業日にはマーチャントの金融機関の口座にキャッシュが振り込まれることとなった。新規ユーザーも含めて、最大限迅速に振込処理を完了するという方針は、Squareがスモールビジネスへの支払処理のエコシステムを根本的に改革しようとしていることの現れの一つだろう。高額決済になると支払が遅れることで一番不便を感じていたのは小規模なマーチャントだろう。またSquareは数ヶ月前に1処理ごとに15セントという定額手数料の撤廃も行なっている。

今日、SquareのKeith Raboisはまた同社の成長の状況についても発表した。 それによると、支払処理の総額はこの1年間に20億ドルに上ったという。今日現在、Squareサービスを受け付けている端末は80万台で、5月の50万台から順調に伸びている。RaboisはSquareのマーチャントはVisa/MasterCard受付店の10%に達しているとした。

Raboisはまた「われわれはショッピング体験を根本的に一新するまで休むことなく開発を続ける。われわれは毎月新たな改良を発表している」と語った。Squareは8月に モバイル・アプリをバージョンアップし、処理速度やUIを改良した。

今後も引き続き発表されるはずのさまざまな改良により、Squareが消費者のモバイル支払環境にどんなイノベーションをもたらすのか、大いに注目される。

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(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+