パソコン市場は依然拡大中―トップはHP、LenovoがDellを抜いて2位に浮上(Gartner調べ)

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パソコンの時代は終わったとかいうもっともらしい話は何だったのか? Gartnerが発表した暫定調査報告によれば、世界のパソコン市場は拡大を続けている。

この調査によれば、今四半期の世界のPCの出荷は前年同期比で3.2%増の9180万台だった。Gartnerが以前発表した予測より若干低い数値だが、その原因は主として西ヨーロッパ市場の不振にある。しかしAcerとDellを例外として、コンピュータ・メーカーは昨年同期より出荷台数を増加させており、Lenovoは最近実施したいくつかの買収や提携の成果もあって、世界市場でDellを抜いて2位となり、トップのHPを追っている。

この調査によれば、HPは世界でもアメリカでも依然市場シェアがトップだ。昨年DellはHPに迫る勢いをみせたが、今期は出荷台数を減らした。対してHPは、HPはPC部門を本体から切り離すことを考慮していると発表したにもかかわらず、出荷を増やした。

Lenovoのシェア拡大はやはり最近の買収が効いている。日本の大手電機メーカーNECと提携してNEC レノボ・ジャパン・グループを発足させ、急成長中のドイツの家電メーカーMedionを買収している。またLenovoはマーケティング活動を活発化させ、業界水準を超える高性能製品を積極的に市場に投入している。

今期、Acerは不振だった。在庫問題を抱え出荷台数は世界市場で23.2%、アメリカ向けで25.4%と大幅ダウンした。

Appleは世界市場ではまだトップ5社に水を開けられているが、アメリカでは急速な成長を続けて3位につけている。Appleの第3四半期の出荷台数は2010年同期に比べて21.5%増加、市場シェアも12.9%に達した。HPも同様の成長を遂げ、台数で15.1%増、シェアを28.9%とした。これに対してDellは出荷台数を 7.2%減らし、シェアも21.9%に下がった。

アメリカ市場も3期連続で対前年同期比がプラスとなった。各メーカーとも秋の新学年開始にともなう季節需要が今年は弱いと予測していたため在庫増の悪影響は最小限に留まっているとGartnerではみている。アメリカ市場での出荷台数増の大半は大成功を収めたMacBook Airが占めた。

これら数値はあくまで速報であり、Gartnerでは近く確定値を発表する(PC Quarterly Statistics Worldwide byRegion program)。

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(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+