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Amazon Kindleの新ファイルフォーマットは意外にもHTML5とCSSを多用

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Amazonが発表したKindleの新しいファイルフォーマットは、HTML5のタグとCSSの属性を多用している。Amazonは一歩譲ってEPUB互換のアップグレードをする、と期待した人が多かったから、これはやや意外だ。でも実際は、このフォーマットの自然な進化であり、使われているツールはすでにみんながよく知っているものだ。

これ(HTML+CSS)によってKindleの本は、とても長いWebページになったとも言えるが、それは単なる見方の問題だ。柔軟性のあるレイアウトと、テキストやフォントや画像などの扱いに関するおなじみのルールによって、このファイルフォーマットは多種類のデバイス、ズームレベル、解像度等に適応できる。

新たに使われているタグ等の完全なリストは、ここにある。videoタグやaudioタグは、当然ながらないが、まあHTMLとCSSの使い方としてはふつうだろう。

古いMOBIフォーマットを捨てたのは、たぶん良いことだろう。捨てるとしたら、次は敵の行列(EPUB)に並ぶか、ゼロから新しいフォーマットを作るか(それは面倒)、または、eブックのファイルフォーマットの要件の多くをたまたま満たしている最新流行のツールを使うか、三つに一つだ。Kindle固有のファンクションへのフックを加え、エクステンションを変えれば、リッチな本作りのための多芸な新フォーマットが、一丁上がり、という次第。

これは、Fireのリリースからの当然の帰結でもある。この新フォーマットの恩恵を最大に受けるeリーダーが、Fireだから。児童書や漫画や教科書などが、まずそれの当然のようなアプリケーションになるだろう。

E Ink製品に関してAmazonは、数か月後に”弊社の最新のKindle E Ink製品”も、このフォーマットにアクセスする、と言っている。 今度の新製品発売までは何もない、ということかな。でもAmazonのパブリシングツールでは、古い製品のための本も同時に作れるようだから、HTML5のいろんな仕掛けのない古いフォーマットも提供されるはずだ。逆に、それらをフルに享受できるのは、タブレットと、PC上のKindleクライアント(同社のCloud Readerなど)だけど。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))