Google、検索アルゴリズムを大幅アップデート―35%の結果に影響

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今日、Googleは「検索アルゴリズムのアップデートを行った。その結果、35%程度のウェブ検索に影響が出るものと予想される」と 発表した

このアップデートは最近のCaffeineアップデートに続くもので、検索結果をさらにリアルタイムなものにする努力の一環だ。特に、最近のイベント、人気の話題、最新のレビュー、突発ニュースなど情報のフレッシュさが特に必要とされる分野での検索精度の改良に力が入れられている。

Googleによると、新しいアルゴリズムでは検索のタイプによって「フレッシュさ」の必要度合いを判断し、異なる重みづけをするという。たとえば、人気のある料理レシピなら数年後にもまだ上位に表示されるに足るだけのトラフィックを集めているかもしれない。しかし現在進行中の事件やiPhone 4Sのレビューなどがテーマであれば、多くの場合、古いコンテンツより新しいコンテンツの方が価値が高いだろう。

Googleは「最近のニュースや出来事に関連する検索でトップに表示される情報には公開後数分以内のページも含まれる」としている。実施スケジュールが予め判明しているイベント、たとえば大統領選挙、オスカー授賞式、スポーツの試合、企業の決算報告などの場合、ユーザーは明示的に時期を指定していない場合でも最新の結果を求めているのが普通だ。

つまり、Appleの四半期決算を知りたかったら、「2011年第4四半期」といちいち入力しなくてもちゃんと最新の情報がトップに表示されることになる(少なくとも理屈では)。つまりユーザーの意図が「最新の第4四半期の情報」だということをGoogleの新しいアルゴリズムは推測できるわけだ。もちろん決算報告などの財務情報を検索した場合、Googleは今でも最新のニュースや株価をトップに表示している。しかしアルゴリズム自体が変更されたとなると、単に分野別(画像、財務など)の検索の場合だけでなくユニバーサル検索の順位が変わるわけだから検索連動広告にも影響が及んでくる。

家電製品や自動車のレビューのように常にアップデートされている情報ではGoogleは最新の情報をトップに表示する。

この「フレッシュさ優先」は、昨年実施されたCaffeineアップデート以降、Googleが継続して推し進めている方向だ。Caffeineはユーザーからは直接見えない改良だったが、Googleがコンテンツ索引化をスピードアップし、検索結果のリアルタイム化を進めた。今年、GoogleはPandaアップデートを行い、いわゆる「コンテンツ・ファーム」が広告料金目当てに量産する情報価値の低いページの表示順位を下げた。

そして今回、ユーザーにとってもっとも価値の高い情報は「たった今」の情報、新しいニュースをもたらしてくれる情報だとGoogleはよく理解していることを示したといえるだろう。このアップデートでGoogle検索の有用性はかなり高まった。Googleは約35%の検索結果が影響を受けると予想している。

以前Googleは、www.google.com/realtimeというTwitterの投稿のリアルタイム検索に特化したサイトを運営していた。しかしTwitterとの契約の期限が切れた後、このサイトは閉鎖された(現在このURLはGoogleのトップページにリダイレクトされる)。GoogleではGoogle+の検索と並んで各種のサービスのリアルタイム検索を準備中だとしているが、今回のアップデートでGoogle検索の本体が大幅にリアルタイム化した以上、専門検索サイトを設ける必要性は薄れたのではないだろうか。

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(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+