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ラップの歌詞, ロックの歌詞, 聖書の一節–なんでも「説明」するRap Geniusが大人気

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ラップの歌詞は難解だ。たとえば”Real G’s move in silence like lasagna”*で頭の中が???になったら、Rap Geniusへ行こう。ここはユーザ参加によるヒップホップの歌詞説明サイトで、Lil Wayneのこの歌詞は、”腕の立つギャング(gang)は音を立てずに人を消す”という意味だ、と教えてくれる。’lasagna’(ラザーニャ)の’g’が発音されないように。〔*: 仮訳: 本物のGはラザーニャのように黙って動く〕

でもRap Geniusの3人のファウンダたちは、ラップだけでは満足できなくなった。今日(米国時間11/4)彼らから聞いた話では、Stereo IQという名前の、ロックの歌詞の説明サイトを準備中だそうだ。それに今後は、カントリーミュージック、詩、法律文書、宗教書なども”説明”していきたい、と。今はユーザを増やすことに注力しているが、今後はこのように複数サイトのネットワークを作って、歌詞やその説明中に名前が登場するブランドなどをスポンサーにしていきたい。それで、お金を得たい。

Rap Geniusの協同ファウンダは曰く、”Googleはありとあらゆるテキストをインデクシングしているが、それよりもおもしろいのは、テキストを説明することだ。説明できるものは、何でもね”。壮大な野心だが、この自己資金だけのスタートアップは好調なスタートを切っている…各月のユニークビジター数が数百万だ。

歌詞は、需要の大きい市場だ。Mogahadamによると、Googleの全検索の2% が歌詞関連だ。歌詞サイトは、数十もある。でもその多くは、不正確だったり、広告だらけでひどいサイトだったりする。数年前の月間ユニークビジター数が1350万で、年商が1000万ドルという、歌詞サイトのトップMetroLyricsでさえ、’ひどい’という形容詞が当てはまる。

Mogahadamと彼の協同ファウンダたちは、VH1のPop-Up Videoからヒントを得て、最初はすべての説明を自分たちが書いていた。そしてその後、Wikipediaふうの相互リビュー機能のある一般参加方式に変えた。Mogahadamはこう言う:”一般ユーザに説明を書かせたらひどいことになる、と最初は思っていた。でもリビュワーの組織がしっかりしていれば、一般参加のほうがプロの仕事よりむしろ良質だね”。

ユーザたちはやがて、ラップの歌詞だけでなく、いろんなテキストの説明を送ってくるようになった。今ではこのサイトには、Bill of Rights(合衆国憲法権利章典)、聖書からの抜き書き、ロックの曲、Emily Dickinsonの詩まである。今はこれら全部がRap Geniusにあるが、Mogahadamはコンテンツの種類別に単独のサイトにして、それぞれのコミュニティを育てたい、と考えている。

ときどき歌詞に関する質問が載るQuoraについて尋ねたら、Mogahadamは曰く、”Quoraを始めた連中のことは尊敬しているが、でも大きすぎる。一つのサイトですべての知識をカバーしようとしている。テクノロジ以外の分野では、答の質もそれほど良くないね”。彼によれば、SEO的な小細工よりも、熱心なファンたちが最新の説明を読みたくて頻繁に訪れる、目的サイトに育てることが重要だ。

収益化の方法として現在は、各社の商品をプロモーション付きで売っている。広告の導入には、ためらっている。ぼくは、歌詞や説明中に登場するブランドをスポンサーにすべき、と提案した。お気に入りのラッパーの歌詞の中にCirocウォッカやAudiの車が出てきたら、それらを売っているお店のリンクはマーケティング的に相当有効だろう。

Googleなどで<曲名 rap genius>で検索すると、結果のトップにRap Geniusの説明ページがヒットすることが、最近は多くなっている。ラップの歌詞の説明は暗号解読みたいになりがちだが、そのほかの、ロック、カントリー、法律文書、宗教書(聖書など)などでは、歴史的説明や社会的な背景説明なども含む、もっと視野の広い説明が望まれるだろう。また、原作者からの説明が得られれば、サイトのユーザ増に大きく貢献するだろう。Mogahadam自身もこう言っている: “The Strokesが自分たちの歌詞をどう思っているのか、ぜひ知りたいね”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))