IPO対策? Facebook、広告を目立たせるデザイン改訂をテスト中

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今日(米国時間11/6)Facebookのticker[リアルタイムフィード]を見ようとして、代わりに広告が目に入った人がいることと思う。一部のFacebookユーザーには、デザイン改訂され右サイドバー頂部に広告スペースが置かれたホームページが表示されている。Ticker、イベント、誕生日等はそれらの広告の下に移動されている。同じように、タイムライン表示プロフィールの右サイドバー内のナビゲーション列の上に、広告が移動したユーザーもいる。テスト対象のユーザーで、tickerが右端に表示されるだけの画面幅のある人は、サイドバー上のあらゆる物より上に広告が表示される。

同サイトで最もよく見られている部分で広告を目立たせることによって、ユーザーが広告をクリックしたり、少なくとも目にする機会は高まる。もしFacebookがこのデザイン改訂を全ユーザーに公開すれば、ホームページとプロフィールページの広告価値は飛躍的に向上するだろう。あるいは、ホームページとプロフィールのサイドバーを動的に再構成することによって、tickerやナビゲーションを見るつもりのユーザーが広告を見るよう、確実に操作できる。いずれにせよ、変更によって広告主に課す料金を上げ、収益を増やすことが可能になる。

Facecookが、会社の利益をユーザー体験に優先させることはめったにないが、今回はかなり露骨にやってきた。a href=”https://jp.techcrunch.com/archives/20110920facebook-news-feed-gets-smarter%E2%80%94%C2%A0and-the-ticker-makes-its-big-debut/”>tickerの本質 は、ニュースフィードの「最新情報」タブに切り換えることなく、リアルタイムのアップデートを利用できるようにすることだった。これを広告の下部に埋もれさせることによって、ユーザーは友達が誰かをディナーに誘っていることや、引用したリンクに関して話題が展開していることに気付く可能性が低くなる。その日のイベントや友達の誕生日にも気付きにくくなる。

タイムライン表示の方が、デザイン変更が理にかなっている。タイムラインのナビゲーションの位置を下げることによって、ユーザーが先月や去年のコンテンツを見るためにクリックした時に移動するフィードの近くに置かれることになる。賢いことに、もしユーザーがタイムラインを下にスクロールして、広告が隠れそうになると、すかさずナビの下に広告が再登場し、いつでも見えるように浮動表示される。

今このデザイン改訂を見ているのは限られたユーザーだけなので、突然現れたように、突然消えていくかもしれない。しかし、Facebookがたとえテストであれ、これを行っているという事実は、彼らが広告主に譲り渡す画面資源の制限を緩めるかもしれない証である。Facebookは、古くから収益化に関して長期的戦略をとってきており、ユーザーがサイトにハマるようにと、広告は極力控え目にしてきた。しかし、2012年にIPOを控える会社としては、広告収入を絞り出して投資家の機嫌を取ることにも関心が出てきたのかもしれない。たとえ、それが少々使い勝手を悪くするとしても。

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(翻訳:Nob Takahashi)