Square / スクエア(企業)

Techonomyカンファレンス:ジャック・ドーシー、モバイル支払いサービスのSquareは「タクシーばかりがターゲットじゃない」―すでに毎日1100万ドルを処理

次の記事

悲観的時代に楽天家でいるために

IMG_0862

アリゾナ州ツーソンで開催中のTechonomyカンファレンスで、モバイル支払サービスのスタートアップ、Squareのファウンダー、CEOのジャック・ドーシーは毎日1100万ドルを処理していることを明らかにした。カンファレンスのファウンダーでホストのデビッド・カークパトリックはこの数字をドーシーに楽屋で聞いたとステージで語った。最新の公式発表は1000万ドルだったから、もしかすると毎日常に1100万ドルを超しているわけではないのかもしれない。いずれにせよ、この7月には400万ドルだったのだから急成長が続いていることは間違いない。

ドーシーによれば、Squareの急成長のカギはTwitterと同様だとという。「われわれはどちらのサービスモ使い方をあまり細かく決めなかった。ユーザーが自由に使い方を考えられるようにしておいた。それがこれほど強力なツールに発展した理由だ」とドーシー。「Twitterをセレブと政治家だけのものにしておくつもりはない。同様にSquareもタクシーでばかり使われるツールにはしたくない」と付け加えた。

もう一つSquareとTwitterに共通しているのは、用いられているのが本質的にコミュニケーション・テクノロジーだという点だ。ドーシーはTwitterと同様、Squareもレシートというメッセージを発行するシステムだと考えている。「Squareはビジネスと消費者を結ぶメディアだ。普段われわれはレシートは捨ててしまうが、そこでは店舗と客の間に価値の交換というコミュニケーションが行われている。支払いというのはその交換を可能にするために必要な一つのプロセスに過ぎない」とドーシーは言う。

ただし、単にNFC端末にカードをスワイプするだけではコミュニケーションの内容が乏しい。店舗側はNFCによって支払を受ける以外には消費者の身元しか分からない。Squreがこの春に発表したポイントカード・ケース(Card Case)アプリは消費者が店に入ってきた瞬間に身元を特定できるので、消費者が実際に何か購入する前に、バーゲン情報の提供などのコミュニケーションを図って消費者をより強く店舗につなぎとめることができるようになる。

Twitterのビジネスモデルついてドーシーは、「Twitterの広告プロダクト(プロモ・ツイートプロモ・アカウントプロモ・トレンド)は 1%から5%程度の反応を確保している」と語った。

ドーシーはこうしたプロモ商品を広告とは呼ばない。「われわれはソーシャル・ネットワークの必須の一部分と感じられるような形でビジネスモデルを構築したい。プロモ商品は伝統的な意味での広告ではない。もっと新しい仕組みを導入したい」とういう。プロモ・ツイートがドーシーが主張するとおり楽しい情報源になることができれば、消費者の反応は5%どころではなくなるかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+