Google、ネットショッピング参入か。高速配送の提携先を模索中

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年々成長を続けるネットショッピングを見て、事実上誰もが参入したがるのは当然だろう。ウェブベース企業は、推奨エンジン、ウェブ店頭サービス、支払いシステム、バックエンド管理システム等の提供に必死の努力を続けている。

Googleは、その殆どの分野にすでに存在しているが、Amazonをはじめとする大手小売業からユーザーを吸い取れていないことに、何かしら不満を感じていても不思議ではない。膨大な数の検索結果がそこへと導かれていながら、Googleはその明らかに購入意思のあるユーザーを収益化できていない。

もちろんこれは今に始まったことではない。何かを〈見つけ〉たい時はGoogleを使う。何かを〈手に入れ〉たい時はAmazonを使う。しかしGoogleは、物を入手するビジネスへの参入を急速に進めようとしており、近々小売業者、配送業者との提携によってリアル商品への拡大を実現するかもしれない。

The Wall Street Journalは、Macy’sのGoogleからその種の提携に関するアプローチを受けたとする発言を入手した。Googleのショッピング及び検索ツールと商品在庫を調べるための既存技術を活用することで、購入の促進が期待できる。同紙が他に提携の可能性ありと探り出したのがGapとOfficeMaxだが、コメントは得られていない ― Googleからも。

これは間違いなくリスキーな行動である。何百万という人々がショッピングにGoogleを使っているが、Googleを何かを探す手段として以外に考えたことのある人は殆どいない。多くの人々が「今すぐ購入して発送」ボタンなり何なりを見たら不審に感じるだろう。しかしGoogleは強力なポジションにいる。検索する人の位置と、最も近くにある商品の位置、両方を知っている可能性が高いのだから。しかし、果たしてGoogleがMacy’sの購入プロセスの中に場違いと思われずに入り込めるのかは、大いに疑問である。

同日配達に焦点を絞るのでは、という考えもあるが少々無理がある。読者の中にはKozmo.comの、すばやい満足感のための非現実的取り組みを覚えている方もいるだろう。それはロジスティック的に悪夢であるだけでなく、恐ろしく高価なものになる。最善の筋書きは、Googleが小売業者と連繋して在庫と配送のしくみを整備し、場合によっては翌日配達を低価格で行うのに必要なコストを一部負担することだろう。

Googleが未だにMacy’sなどの会社の交渉中であることを考えると、プロジェクトはまだ極めて初期段階にある可能性が高い。よって恐らく差し迫った発表はなく、当然年末商戦前ではないだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi)