Facebookに導入された「タイムライン」。公開前に過去の投稿データの見直しを!

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Facebook Time Bomb「やったよ」と応える人も多いかもしれない。でもそういう人にもきっと見逃しがあるのではないかと思う。大昔に投稿して、今では人に見て欲しくないと思うような投稿が残ってしまっている可能性がある。ぜひとも全てのデータをチェックすべきだ。チェックを安易に済ませることで、世界中に混乱のタネがまかれつつあるのではないかと危惧している。たとえばこんな具合だ。「おや、Facebookのプロフィールページが新しくなったね。あまり変更ばかりするのはどうかと思うけど、今回のはちょっと良い感じだ。なぜだか7日間のプレビュー期間ってのがあるみたいだ。だけどみんなのページを見てみるとおしゃれなカバー写真なんか貼ってるな。こちらも負けてはいられない。すぐにタイムライン機能をオンにして、不都合な投稿は後でチェックして削除することにしよう」。しかしこの「後で」というのは実現しない。こうして個人にとって、そしてあるいはFacebookにとっても大きな問題の火種となるわけだ。

もちろん大半の人にとっては何の問題もないのだろう。タイムラインは良いことずくめかもしれない。Facebookは良い仕事をしたと言えるだろう。あるいは良い仕事をしすぎたとも言えるのかもしれない。あまりに格好良いので誰もがプレビュー期間などを無視して公開し始めているとも言えるのだ。過去6年にわたって、だんだんとFacebook上における「友だち」の概念が実際の知り合い以外にも広がってきた。タイムライン機能によってプライバシー設定が変更を被ることなどないのだが、しかし他の人から見て、友人関係になる前の、ずっと昔の投稿も見つけやすくなっていることには注意が必要だ。

Facebook側も問題の可能性は認識していて、今後タイムラインの使い方について利用者の注意を喚起していくつもりだという話を聞いている。機能のツアーや紹介、ないしブログにも既にいくつか「注意」的なことも記されている。しかし今のところはまだ強い調子での注意喚起が行われているわけではない。この点については変更すべきだと思う。またFacebookとしてこれまでに投稿したコンテンツ全体を簡単にレビューできるツールを提供すべきだとも考える。

既にタイムライン機能を採用して公開している利用者については、これまでの投稿内容をレビューするというのも困難な作業になる。このような状態でタイムラインが全世界公開されたことで、時限爆弾が時を刻み始めたとも感じるのだ。2週間、あるいはひと月、はたまた1年後に突然上司から呼び出しを受けるわけだ。話題は何かと言えば2009年に投稿した性差別主義的な、あるいは人種差別的な冗談話であるかもしれない。あるいは電話の主は母親かもしれない。飲み過ぎでアルコール依存症になっていないかと不安がらせたのかもしれない。または弟から、3年前に投稿した悪ふざけを問いただす電話がくるかもしれない。

パブリックにできないことは一切Facebookに投稿しない方が良いという人もいる。それが正しい意見だとみるべきかもしれない。しかしそうは言ってもね、と考えるのが普通のことだと思う。上に書いたような例ばかりでなく、落ち着いてみると書かねばよかったというような内容を投稿した経験を持つ人も多いのではないかと思う。

Facebookは利用者に、アクティビティログページにて過去のタイムラインを念入りにチェックするよう促すべきだろう。利用者を無用に煽り立てることなく意識を高めるというのは難しいことかもしれない。しかしなんとか方法を見つけるべきだ。さもなければ過去のちょっとした投稿がきっかけで仕事を失ったり、家庭内に不幸なドラマが持ち込まれるという悲劇に繋がりかねない。悲劇の主人公となってしまった人はFacebookを非難するだろうし、他のメディアもいっせいにFacebook批判に乗っかってくる可能性すらある。

こんなことを言っているからといって、恐怖心を煽ったり、声高に非難しているというわけではない。本心から心配しているだけなのだ。タイムライン機能は大きな問題となってしまう可能性がある。利用者に対して、過去データの徹底的レビューを強くすすめるべきだ。また利用している人も、友人にぜひデータの見直しをすすめてあげて欲しい。

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(翻訳:Maeda, H)