Paypalが年代物とされるヴァイオリンを粉砕させるお節介

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bourg

本誌がこの前Paypalを取り上げたときは、同社はたくさんの子どもたちのクリスマスをせっせとぶち壊していた。今週の同社は、ヴァイオリンを粉々に砕いて、無防備な売り手から金を取り上げている。そろそろPaypalは、誰からも信頼されなくなるのではないか? 今度は、子犬を殺す気かな?

その問題のRegretsy愛読者だったEricaが、年代物らしいヴァイオリンをeBayで売り、買い手はPaypalで払った。買い手は、その楽器がにせものだと主張し、返金を要求した。その買い手はEricaと友好的にコミュニケーションせず、Paypalに訴えた。Paypalは、品物が破壊されたという証拠を提供すれば返金する、とアドバイスした。そこで買い手はヴァイオリンをシチューの具みたいにこまぎれにして、立派な写真をPaypalとEricaに送った。Paypalは返金した。

Ericaは、困ってしまった。お金は得られないし、売ろうとしていた品物は粉砕された。お話そのものは、ここで終わりだ。ヴァイオリンが切り刻まれて、金は取り上げられた。それを一言で言えば、胸が張り裂けるような悲痛な経験だ。

まだこの話の詳細が出てこないが、Paypalには一言言いたいことがある。Paypalに殴り込みをかけようとする前に、まず何が起きたのかを確認しよう。Paypalは、にせものの販売には同サービスを使わせない、と明記している。たとえば、GucciでなくてMucci、PradaでなくてDrada、RolexでなくてBolex、などなどの品物にもこのルールは適用されるだろう。しかし今回の状況では、品物の客観的な鑑定を誰もしていないし、Paypalは買い手のクレームの真偽を確認していない。極端に言うと、これがもしもラファエロの作とされる絵画か彫刻で、実はミケランジェロの作品だったら、どうなるのか? いずれにしても品物は実在し、PaypalのCSRはそれに対して判断を下せる立場にはない。まして、買い手の言い分を鵜呑みにするなんて、もってのほかではないか。カスタマサービス劇に過剰に熱心なPaypalは、判事と陪審と死刑執行人代理の役を一人で演じているのだ。

Ericaは、本物の詐欺師なのかもしれない。買い手が正しいのかもしれない。でもそれを知るために行うべきヴァイオリンの鑑定は、Paypalの職務ではない。ぼくの知るかぎりでは、Paypalは買い手と売り手の両方の代理だから、お金は、送料を引いた額を第三者機関に預託するのが筋だ。そうすればヴァイオリンはそのオーナーの手に戻り、現金は買い手へ行くことができる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))