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多様な学科の対話的自学自習コースを提供するBenchPrep–教育の学校離れの先がけ

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本は、最良の学習方法ではない。知識が身につくためには、それとの対話が必要だ。そこで、BenchPrep が登場する。このスタートアップは、McGraw Hillなどの大手出版社から教科書のライセンスをもらい、それらを対話的な学習コースに変換する(Web上とモバイルの両方)。今日そのBenchPrepが、これからは大学入試準備以上のものを提供していく、と発表した。これから同社は、高校、総合大学、法学、医学、さまざまな専門家検定、軍務など、多様な学習支援コースを提供していく。また、新たな評価ツールにより、履修中の学科における学習者の弱点を判定する。BenchPrepは、教育解放運動*の未来の形の一つだ。〔’education anywhere’ movement, ‘教育をどこででも’運動.〕

まだ生後7か月のBenchPrepだが、すでにユーザ数は20万、内7千は有料ユーザだ。診断ツールと、新たに多様なコースが加わったことにより、今後のさらなる飛躍が期待される。前は社名がWatermelon Expressで、Lightbankから100万ドルあまりの資金を得ている。2011年5月に社名をBenchPrepに変えInklingなど競合他社の多いモバイルの教育アプリから、マルチプラットホームの教育コースの開発に転身した。本社はシカゴにあり、現在の社員数が22名だ。

BenchPrepのユーザは、30あまりのコースから選べる。そのいくつかを挙げると、AP(Advanced Placement)合衆国史、SAT(Scholastic Aptitude Test)数学、カリフォルニア州司法試験、Microsoft Certified Technology Specialist(マイクロソフト認定テクノロジー スペシャリスト)など。ただし、コンピュータのプログラミングなら、Codecademyへどうぞ。診断ツールによって、どの部分をもっと練習〜演習すべきかが分かる。各コースが、テキスト教材、ブックマーク集とそれらの注記、フラッシュカード、リアルタイムのチャット、学習グループ、小テスト、達成度分析、などを提供する。iPhone、iPad、Android用のアプリを使うと、外出時でも勉強できる。

ぼくが驚いたのは、McGraw HillやPrinceton Reviewのような大手教育出版社が教材を積極的にライセンスしていることだ。BenchPrepのCEOで協同ファウンダのAshish Rangnekarは、”うちが本の顧客を奪うことはない。むしろ御社にとって、新たな収益機会になる”、と言って彼らを説得した。

BenchPrepは、どんな教科書でも、たとえば定価50ドルの微積分の教科書を、7日かけて受講料100ドルの対話的コースに変換する。これは、どこかに授業料を払うことに比べれば、相当に安い。出版社はコースの売上に対してロイヤリティを支払われるが、Rangnekarによれば、BenchPrepは6月には黒字に転換する予定だ。今後の数か月で提携先出版社を増やし、新たに50のコースを設ける。

最終的に出版社は、紙の本ではだめだ、オンラインの対話的な教育のほうが良い、と悟るかもしれない。彼らが賢ければ、自前でコースを開発し、他社へのライセンス料金を値上げしたりするだろう。でもそうなるまでは、BenchPrepは、本による静的な学習に不満を感じている人たちの救世主であり続けるだろう。

Webやモバイルアプリの実際を、BenchPrepの紹介ビデオで見ることができる:

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))