Flurryレポート:モバイルアプリケーション利用時間、大幅増で1日あたり94分

次の記事

CESレポート:今年Intelは薄型・高性能のウルトラブックに力を入れる

Flurry_Browsing_vs_AppUsage_Dec2011-resized-600

モバイル関連のデータ解析を行なっているFlurryが、昨年夏に公開していたレポートをアップデートした。このレポートはモバイル環境でのウェブ利用時間とアプリケーション利用時間を比較したもので、昨夏段階でアプリケーションの利用時間がウェブを上回ったと報告していた。当時、1日あたりのモバイルアプリケーション利用時間は81分で、ウェブ利用時間は74分となっていた。そして今回のレポートの対象となっている12月時点で、モバイルアプリケーションの利用時間は1日あたり94分と大幅に伸び、ウェブ利用時間の方は72分に微減している。

モバイルアプリケーションの利用時間が大幅に伸びているが、これがウェブ利用時間を食ってしまう形で増えているわけではない点に注目しておきたい。すなわち利用者は、モバイルアプリケーションの利用時間を単純に伸ばしているわけだ。ちなみにFlurryのウェブ利用時間データはあcomScoreやAlexaから引いている点にも注意しておきたい。この両者はウェブ利用時間を調べるには適さないところもあり、また双方で異なる方法を用いているのも気にしておくべきところだろう。結局のところ今回の調査をアプリケーション「対」ウェブという対立的構図で捉えるのは適切ではないと思われる。むしろ全体的な利用時間の推移を示すものと捉えておくべきだろう(Flurryとしては話題性もあり対決的な要素を前面に押し出している)。

つまり、レポートからの結論としては「モバイルアプリケーションの利用時間が大きく伸びている」ということになるのだと思う。

Flurryの調査によれば、これまでの総計でiTunes App StoreおよびAndroid Marketから400億件ものアプリケーションがダウンロードされているとしている。さらに、モバイルアプリケーションの時代は、まだその端緒についたばかりだ。年末のFlurry調査によれば、モバイルアプリケーション開発者にとっての市場は、未だに100万単位の規模に過ぎないのだ。

尚、レポート中ではウェブサイトの利用時間減少の原因として、Facebookサイトの利用時間が落ちたことも挙げている。すなわち6月、Facebookウェブサイトの利用時間は33分となっていた。それが今では24分以下に減っている。Facebookを除いてみたウェブ利用時間は、2011年6月から2011年12月までの間に2%の伸びをしめしているのだ。

但しこのデータも、特段Facebookにとっての悪い意味を持つものではない。単純にFacebookのモバイル版アプリケーションが好調であるということを示すに過ぎない。別のレポートによると、Facebookのモバイルアプリケーションの月間アクティブユーザーは3億を超えたとのこと(公式発表されている利用者数8億超のうちの40%だ)。Flurryも同様の現象について言及しており、「Facebookその他のウェブサイトを使っていた人々は、徐々にそのプラットフォームをPCからモバイルアプリケーションに移しつつある」と述べている。

ウェブとアプリケーションの利用時間を対立軸の中で捉えるならば、そう結論することもできるかもしれない。

また、レポートではカテゴリ毎の人気度合いについても言及されている。最も人気なのはもちろんゲームだ。米国からのモバイルアプリケーション利用時間のうち半分近く(49%)がゲームとなっている。続くのはソーシャルネットワーク(30%)、エンターテインメント(7%)、そしてニュース(6%)といった具合になっている。そして、これら以外をまとめて8%となっているそうだ。

ソーシャルネットワークとゲームを合わせると79%ということになる。これによって、モバイルアプリケーション利用者がいったいモバイル機器を使って何をしているのかということが明らかになる。すなわち主要な用途は「遊び」であるということだ。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)