エリック・シュミット:Androidで起きているのは差別化。断片化ではない

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昨日われわれは一日の大半を費して、CESで最も優れたテクノロジーを求めて中央ホールをさまよっていたが、Googleの会長Eric Schmidtは、 CNETのNext Big Thingパネルで家電の未来について語っていた。その中で彼は、(おそらく予想通り)GoogleのAndroid OSに関する「断片化」(fragmentation)という言葉を気に入っていないことを明言した。

「この言葉の使い方には注意が必要だ」と彼は警告する。Schmidtはこの状態を表すのに、代わりに差別化(differentiation)という用語を好む。なぜなら彼の定義によれば、断片化とはアプリがAndroidのあるバージョンでは動くが他では動かないことを意味するからだと言う。「みんなが本当に気にするのはアプリの相互利用環境が整っているかどうかだ」。

Schmidtの中では、差別化とはAndroidを採用しているパートナーが、共通プラットフォーム上で自分たちなりにユーザーを引きつける手段である。Androidの全ユーザーが同じアプリを使える限り、大きな問題はないと彼は考えている。

「差別化とは、選択肢があること、そしてデバイスを作る人たちがそれぞれの視点によるイノベーションで競争し、自社製品が他より優れていることをユーザーに納得させようと試みること」だとSchmidtは言う。

現在使われているAndroidのバージョン群をざっと見てみると、いくつかのバージョンが固定的に広く使われるようになっているが、これほど多くのメーカーがAndroidに取り組んでいるということは、新しいソフトウェアのアップデート時期は会社ごとに大きく異なることを意味している。

一部の、メーカー固有Androidビルドが高度にカスタム化されていることを考えると、デバイス固有のメンテナンスやサポートのためのアップデートには余分な時間がかることになり、これはユーザー体験としては一部の企業が他に先んじるというAndroid風景につながる。果たしてそれは、どのユーザーにとっても望ましいことなのだろうか。恐らく違うだろうが、当面はつきあっていく必要がありそうだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)