いくら積まれても売らない:TwitterはGoogleへのデータ提供を拒み自分に賭ける

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もしTwitterがGoogleに消防ホースを売り続れば、Twitterが広告を売ることのできる内部検索エンジンが使われる機会は減る。Twitterがデータ提供契約をいくら積まれても更新しない、あるいは法外な金額を提示して交渉を決裂させた理由はそれだと、この件に近い筋は言う。現金に加えてGoogle検索による露出が増えることは、Twitterがまだ規模拡大に真剣に取り組んでいた2009年には今以上の価値があった。しかし、2011年7月までの間にTwitterは確固たる存在となり、Google抜きで収益化を試みる準備ができた。消防ホースの契約はその障害になる、と考えればTwitterが見送った理由にも納得がいく。

交渉が実際にどう進められたかに関しては、Google+の検索を優先する「Google Search plus Your World」の発表が物議を醸すとともに多くの矛盾する内容が報告されている。しかし交渉の詳細がどうであれ、根本的事実は、ツイートがGoogle検索に含められることがTwitterに最良の結果をもたらさないということだ。

アップデートLiz Gannesが指摘しているように、TwitterはBingとは消防ホース契約を結んでいる。しかしTwitterは、MicrosoftやBingの脅威は小さく、Bingのアーリーアダプター層への露出の方が、Google検索への露出よりも有利であると考えたのかもしれない。]

実際私は、Googleとの消防ホース契約の交渉から降りることは、Twitterにとって勇気ある判断だったと思う。これは、Twitterが今後も成長を続け、広告付ツイートやアカウント、トレンドなどを主要な収益源としていくことに賭けていくことを示すものだ。これらのスポンサー付コンテンツは、Twitter検索の結果とホームページに人為的に挿入されるため、Googleの検索結果には表れなかった。

一般ユーザーにとって残念なことに、交渉決裂はSearch+が本来よりも有用でなくなることを意味する、とSteven Levyは解説している。Googleはその気になればSearch+の「People and Pages」ボックス内で関連するTwitterアカウントにリンクすることができる。それはrel=nofollowが指定されていないからなのだが、今はやっていない。恐らくGoogleは、最も関連のある結果を提供するという名目で近いうちに方針を変えるだろう。恐らくGoogleは何年か先に、FTCあるいは司法省からの圧力のために方針を変えるだろう。その頃Googleは独占のパラドックスを脱し、検索における本来の支配を利用してGoogle+を成長させる、という目標を達成しているかもしれない。結果が見ものだ。

一方Twitterの検索にはまだ大きな改善が必要だ。過去の関連ツイートを堀り出すことについては特に。時間と共に、Google検索がもたらしたであろう機能を含むようになることを期待したい。

John Battelleが言うように、データ利用を巡る政治が、包括的パーソナル検索の提供を誰にとってもひどく複雑なものにしている。このため今のリアルタイム検索は、断片的なものとなり本来の能力を発揮できていないが、Twitterにはその小さな両足で自立するチャンスがある。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)