Social Media
Amy Jo Martin

アルティメットのコンサルタント、Amy Jo Martinが2012年のソーシャル・メディアのトレンドを占う

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編集部:この記事は起業家でブロガーのJoseph PuopoloによるAmy Jo Martinに対するインタビュー。

ソーシャル・メディア・コンサルタンティング企業、Digital Royaltyのファウンダー、Amy Jo MartinはUFC(アルティメット)の代表、Dana WhiteやWWEのプロレスラー兼俳優のDwayne “The Rock”Johnson、最近ではジャーナリストのJoel Steinなどの著名人に加えてNike、Fox Sportsなどの企業にソーシャル・メディアを効果的に利用する方法を助言している。私は2012年のソーシャル・メディアの動向を占うべく、Amyに話を聞いてきた。

以下にAmyの意見を紹介しよう。

1. テレビのソーシャル化

すでに多くの番組がソーシャルをメディアを反響調査の手段や番組そのものの一部として取り入れている。 UFCWWEは試合の中継にソーシャルメディアを組み込んでいる。ソーシャルはメディアは前回の大統領選で決定的な役割を果たした。今後政治の分野でソーシャル・メディアの果たす役割はさらに大きくなる。

CNN、Fox始め、多くのテレビ局が視聴者をつなぎとめるために大規模にソーシャル・メディアの利用に踏み切っている。ただ、これが着実なニュース報道と分析に悪影響を与えるのではないかと懸念する声も出ている。

2. テレビは急速にオンライン化する

2012年はスーパー・ボウルが世界にストリーミング中継される史上最初の年となるだろう。スーパー・ボウル広告といえばあらゆる大規模広告イベントの頂点に位置すると考えられている。スーパー・ボウルのストリーミングはソーシャル・メディアとデジタル広告の融合を新たなレベルに引き上げるに違いない。

3. Facebookクレジットが本番を迎える

2012年にはFacebookクレジットがいよいよ真価を発揮し、広くバーチャル通貨の地位を獲得するだろう。私(Amy)はFacebookは「そこから一切出なくてもすべてのオンライン生活ができてしまうような環境」をつくろうとしていると思う。現在は最終目標の8%くらいが実現できただけだろう。

4. 大企業が目覚める

大企業、大規模組織のソーシャル・メディアに対するアプローチは大きく変化し始めている。ただ、Twitter、YouTube、Facebookにアカウントを開設する企業の数は増えているものの、確固たるソーシャル・メディア戦略を確立しているものはまだ少ない。ブランドがソーシャル・メディアを効果的に利用したいなら、広告手段という認識を改め、消費者との対話のチャンネルだと考える必要がある。この認識の転換はすでに先進的な企業ではすでに始まっていると私は思う。多くの企業でTwitterアカウントを顧客関係管理、ユーザー・サポートのために使う例が見られる。何らかの不満を抱いた顧客をリアルタイムで満足させるのにこれほど有効なチャンネルはない。

5. 配当は巨大だ

ソーシャル・メディア戦略においても投資収益率は重要な指標だ。ブランドに対するエンゲージメントがソーシャルメディアの効果を計測するための指標として広く受け入れられてきた。経営トップ自身がソーシャル・メディアを活発に利用するようになっている。これは経営トップがブランドに人間味を与えるためにTwitterなどのソーシャル・メディアがきわめて有効であることを認識するようになったためだ。

いっとき、ユーザーの「ソーシャル・メディア疲れ」だとか、だからブランドがソーシャル・メディアを利用する必要はないとかいう議論が盛んになされた。しかし世界で10億人以上がソーシャル・メディアを利用しているという事実から目を背けることは多少なりと規模の大きい企業であるなら無責任のそしりを免れない。2012年には企業は自社の利益を拡大しようとするだけの旧態依然の広告から脱皮し、 顧客・消費者に対して利益を提供するようなソーシャル・メディアの使い方を学び始める必要がある。今年はソーシャルメディアと企業にとって重要な年になるだろう。

ソーシャル・メディアは消費者をブランドのファンに変えるのに理想的なツールだ。対話的なコミュニケーション・チャンネルは強い感情的な絆を生むので行きずりの客を熱烈な常連に変えることが可能なのだ。

ブランドに対する顧客の忠誠心を効果的に高めるソーシャル・メディア戦略を発見することが企業にとって今年の最重要課題となるだろう。

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(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+