Amazon、DynamoDBをローンチ―AWS上で自動的にスケールする本格的NoSQLDB
今日(米国時間1/18)、Amazonは同社のクラウド・コンピューティング・サービス、AWSにDynamoDB. 〔AWS日本語ブログ記事〕と呼ばれる新しい分散型データべースを追加した。
ウェブ・アプリケーションは成長にともなって前触れなく処理量が急増することがある。これは従来のデーベースシステムにとって大きな問題だった。大規模なデータベース・クラスターを準備していても対処が困難で、しかもそうした大規模データベースはメンテナンスが難しい。特に小規模な企業には負担が大きい作業だ。
DynamoDBのローンチで、Amazonのクラウド・コンピューティング・サービスの何十万ものユーザーがオンデマンドで自動的にスケールするクラウド・データベースを利用できるようになる。
DynamoDBはすべての管理機能を備えたNoSQLデータベースで、オンデマンドで柔軟に規模を拡大、縮小できる。データベースへの資源割り当てやメンテナンス作業はすべてAmazonが行う。またデータの保管には全面的にSSD(シリコン・ディスク)が用いられ、データの移動速度(これがデータベースシステムのボトルネックになりやすい)の大幅な高速化を実現している。
3年前にAmazon Web Servicesは文字通りシンプルなSimpleDBをローンチした。今回のDynamoDBの投入でAmazonはOracleやIBMなどの本格的データベース・システムと本格的に渡り合えるようになる。
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(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+)