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Apple、iPad向け教科書のiBooks 2を発表

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「教育というのはわれわれのDNAの奥深くに刻みつけられた課題だ。これはずっと昔からそうだった」と Appleのワールドワイド・マーケティング担当上級副社長、Phil Schillerは語った。それがAppleがiBooks 2を提供する理由だという。

Appleの試みはいわば「教科書を再発明しようとする」ものだ。今日(米国時間1/19)、Schillerが説明したところによれば、Appleは教科書はすばらしい価値のあるデバイスだが、現行の形では検索ができず、重すぎ、耐久性がなさすぎると考えた。AppleのiPadは教科書を改良するのに理想的な条件を備えている。持ち運びが簡単で、耐久性があり、対話性があり、自由に検索もできる。常に最新状態に更新可能だし、マルチメディアを利用したコンテンツが表示できる。

「子供たちはiBookで学習することを大いに気に入るだろう」とPhil Schillerは述べた。

iBooks 2プラットフォームは教科書を操作可能にする。DNAの二重螺旋のイラストをピンチして拡大することができる。飛行船ヒンデンブルグ号が炎上した模様を動画で見ることができる。学習を対話的に進めることができるようになる。教科書に抱えれている文字内容は同一でも、学習がずっと刺激的体験になる、とAppleは主張する。

Appleは「これは教科書の再発明だ」という。さまざまな教科書がiPad一台に集約される。Schillerはプレス・カンファレンスの冒頭で、「150万の教育機関がiPadを利用している」と誇らしげに報告した。iBook 2の目的はこれらのiPadにもう少し機能を追加することだという。

iBooks 2はテストもタブレット上で対話化する。生徒に「地図の上でその場所をタップしなさい」というような問題 を与えることが可能になる。

iBooks 2の教科書で言葉の定義を探すのは非常に簡単だ。単に分からない単語をタップするだけでよい。その定義には文章だけでなく、図やビデオを含めることができる。

iBooks 2は今日から無料でダウンンロード可能だ。

今回のAppleの発表で同じ電子教科書分野のKnoは深刻な脅威にさらされそうだ。iBooks 2にはこれまでKnoがセールスポイントにしてきた機能がネーティブiPadアプリとしてすべて含まれている。ただしKnoは、この分野で長く活動しており、教科書出版のトップ企業と緊密に強力して多くの重要な教科書をラインナップしているので、コンテンツでの優位性を求めることができるかもしれない。またKnoはサードパーティーである強みを生かして、ウェブやAndroidなど他のプラットフォームで市場を獲得することもできるだろう。iBooks2がiPad以外のプラットフォームに進出する可能性は薄い。もしAndroidタブレットが教育分野で爆発的に普及するようならKnoにはビッグチャンスがある(おおきな「もし」だが)。


AppleはPearson、McGraw Hill、Houghton Mifflin Harcourtとパートナー契約を結んだことを発表した。「こうした重要なパートナーを得られたことの意義はいくら強調しても足りない」とSchillerは語った。今日から、高校向け教科書が何冊かダウンンロード可能になる(1冊あたり$14.99)。これらの教科書は400万人以上の高校生に現在利用されているという。今後さらに多数の教科書がiBook3で公開される予定だ。

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(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+