Android Marketで許可されなかったアプリ専門のアプリストアができる

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cyanogenmod

Koushik Duttaと名乗るAndroidデベロッパが、Googleの公式のAndroid Marketではねられたアプリケーションを専門に収めるアプリストアを作っている。はねられたアプリとは、Android OSの改造バージョン、著作権に引っかかるゲームのエミュレータ、キャリアの指示で外された私造のテザリングアプリ、ビジュアルボイスメール(留守電)アプリ、ワンクリックでrootユーザになれるrootingアプリ、などなどだ。

オンラインの略称が”Koush”であるそのデベロッパは、今月の初めに構想を発表し、数百の賛成意見をもらった。今日(米国時間1/20)彼は進捗報告を投稿して、目下構築中のストアの初期的なバージョンを披露した(下図)。

DuttaはAndroidのハッカーコミュニティの有名人で、CyanogenModのチームのメンバー、ClockworkModの作者だ。後者は、Androidデバイス用に特製されたカスタムのリカバリコンソールだ。ユーザはrootユーザになってからAndroidソフトウェアのカスタムバージョンをインストールする。そうすると自分の携帯電話を管理者権限で完全にコントロールできるようになる。ClockworkModなどは、そのことを前提としたアプリだ。

rootingは、iPhoneにおけるジェイルブレークにやや似ているが、Androidのコミュニティでは人気があり、プログラミングの知識のない一般ユーザでも簡単にrootになれるソフトが出回っている。ただしリスクもあるから、注意が必要だ。失敗すると高価な携帯電話が単なる文鎮になってしまう。

rootになったユーザは、Steve Kondik作のCyanogenModのようなカスタム化されたAndroid OSをインストールでき、キャリアの縛りから自由になれる。CyanogenModのユーザはすでに100万を超えており、大きなコミュニティだ。

このアプリストアには、rootユーザにしか使えないアプリも多いから、今後無事に存続すれば、CyanogenModのコミュニティも積極的に利用するだろう。下のスクリーンショットはアプリの提出ページだが、あまりにも簡素で、まだ未完成のようだ。でも、今後が楽しみ。

Androidのギーク的ユーザにとって、OSの改造はとても人気があるが、でもアプリに関してはiPhoneと同じような制約がAndroidでも一般化しつつある。Androidアプリには審査機関もなく、待ち時間もないようだが、しかしルールはある。とくに、著作権に触れたり、あるいはキャリアが自己の正当な収益源(有料オプション)と見なしているテザリングなどのアプリは、許可されない。

だからこのプロジェクトは、今後うまくいくかどうかを、しっかり見守りたいね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))