90年代の「カセットテープ文化」を記録に遺すドキュメンタリープロジェクトが資金を募集中

次の記事

子どもたちがお手伝い大好きになるWebサービスHighScore House

cassette

読者の中で、90年代に青少年だった方は、カセットテープを懐かしく思い出すだろう。あのカチャカチャしたテープとケースは、この世からほぼ姿を消してしまったが、それもしょうがないね。壊れやすくて、使いづらくて、音質もあまり良くなかったから。

でもカセットテープは、創造の武器でもあった。消費者が比較的無力だったあの時代に、今では当然と思われていること…コンテンツのコピーを自由に作り友だちと貸し借りする…を、させてくれたのだ。今Kickstarterで制作資金を募集しているCassetteと題するドキュメンタリービデオは、当時と今のカセット文化を記録に遺(のこ)そうとしている。

これが、その予告編だ:

おもしろいのは、今、カセットというメディアのミニ・ルネッサンスが見られることだ。この予告編に登場するメーカーのおじさんは、CDに追いやられてヒマになったけど、最近また売れ始めている、と言っている。たしかに地球上には今でも、CDやMP3や、それにビニールよりも、カセットテープに日常的な実用性がある、という地域がある。

個人的にはこのドキュメンタリーのプロジェクトはとてもおもしろいと思うが、でも当時のほかのメディア、ミニディスクとかオープンリール、8トラックレコーダなども併せて取り上げると、もっと良かったのではないか。彼らの、消費者製品としての敗北も、ぜひ記録に遺すべきだ。しかしいろんなメディアフォーマットの中でカセットの成功と、それが遺したものは、ビジネスや技術だけでなく、文化との関わりが深いのだ。

今のところ8000ドル弱が集まっているが、目標は25000ドルだ。ドキュメンタリーの制作費としては妥当だし、機材はすでにある。募金の締め切りはわずか2日後だが、彼らはほかにも手を回しているようだから、Kickstarterがだめなら別の方法で資金を見つけるだろう。

[原文へ]
[jpTechCrunch最新記事サムネイル集]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))