プログラミング自習サイトCodecademyがプラットホーム化–誰もが自作のレッスンやコースを提供できる

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ここ数か月でいちばん話題になったスタートアップといえば、Codecademyだ。誰もが気軽にプログラミングの勉強を始められるサイトで、さまざまな対話的なコースをWeb上で提供している。ユーザは、自分が生まれて初めて書くプログラムの最初の1行を、ほんの数秒で書いてしまう。Webではなくメールを使う’Code Year’という企画では、プログラミングのレッスンが毎週一回送られてくるが、これは開始後の48時間で会員数がなんと10万に達した。そして今や、ホワイトハウスもこのサービスを利用して、雇用促進に役立てようとしている。

でも、誰もが言うように、Codecademyの現状の最大の問題は、レッスンの数がまだ少ないことだ。それに今あるレッスンも、練習や復習の部分が希薄なので、簡単に終わりすぎる。

今日(米国時間1/30)同社は、この問題を解決するための長い道のりの、第一歩を踏み出した。Codecademy Course Creatorという企画を打ち出したのだ。

協同ファウンダのZach Simsによると、Codecademyには立ち上げ直後から、レッスンを作って提供したいという教師やプログラマがたくさん殺到した。しかしこれまでは、Codecademyが提供するレッスンは同社内製のものか、特別なゲストの作品に限られていた。でも今日からは、Course Creatorはまだベータではあるものの、誰もが対話的なレッスンをこのサイトのツールを使って書くことができる(使い方のドキュメンテーションもある)。

実はそのツールは、同社でレッスンを作るために使っているツールと同じものなので、できあがったレッスンはいずれもCodecademyふうのものになり、学習者にとって違和感がない。もちろん作者のセンス次第では、Codecademy自身の作よりも良いものを作れるだろう。今このツールがサポートしている言語は、メインのJavaScriptのほかにRubyとPythonだが、そのほかの言語のレッスンもいずれ作れるようになるだろう。

ユーザ提供のレッスンに関して審査過程はないから、Codecademyがくれるリンクをそのまま友だちや自分の生徒などに配布できる。でも今後は、Codecademyが自分のメインのコース用に使うレッスンに関しては審査が入るだろう。つまりユーザは、Codecademyの本体で粗悪なレッスンに出会うことはないが、しかし教師やプログラマなどが個人的な、あるいは企業内的な教育目的で作ったレッスンも、そのままCodecademy上で利用できるのだ。

レッスン提供者に対する謝礼の計画はないが、高品質なコースの創作を奨励するために、優秀なレッスン作者はめいっぱい目立つようにしたい、と同社は言っている。

上に述べたように、現状のCodecademyは、レッスン数が少ないだけでなく、練習や復習など、初心者のためのアフターケアがない。プログラミングはこれが生まれて初めてという人にとって、これではあまり良い学習環境とは言えない。Simsにこの点について質(ただ)すと、そういう補助的なレッスンも今後はぜひ加えたい、と言っている。ただし今でも、重要なキーワード(たとえば ‘Variable(変数)’)をクリックすると、それが説明されているレッスンに飛ぶ、という機能はある。

いずれにしても、今回のCourse Creatorの立ち上げは、Codecademyの重要な進化だ。社員数はわずかに6名だから、ユーザが求めるすべてのレッスンを内製するのは不可能に近い。初心者レベルの充実と、より高度なコースの導入、この二つを同時に進めなければならない同社にとって、レッスンやコースの制作をコミュニティに依存したことは、大きな転換点になる。もちろん、クォリティの維持、優秀な作者〜教師へのインセンティブなど、課題も大きいが、今現在のユーザ層の厚さから見ても、良い教材を集積するのはそれほど難しくないし、時間もかからないと思える。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))