上場申請前夜のFacebookの時価総額は840億ドル〔6.4兆円〕前後

次の記事

nanox:iPod nano高品質腕時計化キット(日本のAmazonでも販売中)

Facebook $84B

今週中にもFacebookは上場申請をするものと見られている。誰もが注目するのは会社の評価額だ。噂されているように1000億ドルの大台に本当に乗るのだろうか?

売り出し株価は実際に株式が公開される直前にならなければ公表されない。上場は4月か5月だろうと考えられている。それまでにはさまざまなことが起きる。Facebookの財務状況を含めた詳細な企業情報がまずS-1申請書によって公開される。

しかしもしFacebookが今日上場したら時価総額は840億ドル前後になりそうだ。Facebookの株式はSharespost やSecondMarketのような未公開株式の売買を専門とするサービスで取引されている。現に、Sharespostではかなりまとまった量のFacebook株式がオークションにかけられている。入札締め切りは2月2日(この日はS-1申請書が提出されると目されている日付でもある)。 最新の取引は昨日で35.50ドルだった。この株価を元に計算するとFacebookの総額は835億ドルとなる。Sharespostの前回のオークション(1月20日)の落札価格は34ドルで、総額は800億ドルとなる。

Sharespostは公開市場ではないし株式自体の供給も限定されているとはいえ、ある程度の目安にはなる。

すでに上場されている他のソーシャルネットワークの株価の動向を勘案することも必要だ。中でも重要なのはZyngaとLinkedInだろう。両社とも上場時の売り出し価格をいったんは下回ったが、その後持ちなおしている(Zyngaはついに売出価格の10ドルを上回った)。こうした会社の株価が4月ないし5月にどうなっているか予測するよしもないが、市場が全般的に強含みであることはFacebookの上場にとっても追い風だろう。

850億ドルという数字には聞き覚えがあるという読者もいるだろう。実はほぼ1年前にFacebook株はこの評価額で取引されていた。この後LinkedInその他のネット企業が上場したが、直後に新規上場企業の株価は軒並み下落、ついで徐々に回復して今日に至っている。

次のブームになると考えてFacebook株を狙っている一般投資家にとっては売り出し価格が低いほど有利だ。とはいえ、850億ドルであろうと1000億ドルであろうと、Facebookという会社の価値の大部分はすでに大口投資家のものとなっている。仮にFacebookが将来Appleの現在の時価総額4220億ドルを超えると仮定しても、売り出し価格の4倍から5倍にしかならない。ちなみにAmazonの株価は上場時の125倍になっている。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+