オバマ選対は資金集めにジャック・ドーシーのモバイル支払いデバイス、Squareを全面活用

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オバマ大統領の再選キャンペーンで採用された新テクノロジーSquareだ。同社によれば、このモバイル支払デバイスがオバマ選対の資金集めに広く活用されているという。選対メンバーや支援者にはSquareカードリーダーが配布され、Android、iPhone、iPadを通じて行く先々で簡単に寄付を募ることができる。

Squareの広報担当者は「大統領選であれ自治体の選挙であり、民主党であれ共和党であれ、Squareは候補者の資金集めを画期的に容易にする」と述べた。

候補者にとって場所を問わずモバイル支払が受けられるのが役立つことは言うまでもない。従来の選挙運動の場合、資金集めのイベントで支持者が寄付をしようとすれば、用紙に必要事項を書きこんでから小切手あるいは現金を渡す必要があった。小切手帳や相当額の現金を身につけていなければ(そういう人は少ない)、あとはクレジットカードしかない。するとカード番号を始めクレジットカード情報を書いて募金担当者に渡さねばならない。だがこのカード情報がその後もきちん保護されるかどうかは神のみぞ知る。

Squareは候補者だけでなく支持者にもメリットが大きい。スマートフォンに接続されたSquareカードリーダーにカードをスワイプするだけで寄付は即座に処理され、寄付者にはSquareからSMSないしメールでレシートが送られる(実は政治資金の寄付の場合、法的な届出義務の関係から手続きはもう少し複雑になる)。ただしSquareの要求する手数料は他のショッピングの場合と同様、2.75%だ。

以前Squareは救世軍のためにこれと似たカスタムメイドの募金プラットフォームを開発している。オバマ選対のSquareアプリは現在スタッフだけがアクセス可能だが、近く一般公開されるという(下のスクリーンショット参照)。

Squareは以前にも選挙運動の募金に使われたことがある。たとえば2010年にシリコンバレーのベンチャーキャピタリスト、Josh Beckerがカリフォルニア州議会に立候補したとき、あるいはReshma Saujani候補がニューヨーク州14区から下院選に出馬したとき、それぞれSquareを利用している。

オバマ候補の選対が集めた金額は2011年第4四半期だけでも4200万ドルに上っている。これは相当に巨額だが、そのうちどの程度がSquareで処理されたかは明らかになっていない。しかしいずれにせよその過程でSquareは非常に多くの人々の目に触れているわけだから、マーケティング効果は絶大に違いない。

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(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+