合衆国政府と軍部が機密情報を扱える特製のAndroid携帯を開発中

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多くの人が、毎日スマートフォンでいろんなものを送受しているが、そのときのわれわれは同時に、ものすごい量のいろんなものを信頼してそれをやっている。その信頼は幻想にすぎず、たとえばAppleの不運な社員が二人の記者にiMessagesを見られてしまって、しかもそのことに本人は気づかない、という事件も起きる。記者たちは、ほんの数日で、彼の親友たちのことを、誰よりも詳しく知ってしまったのだ。

そのような、根拠のない信頼に基づいた送信と受信が、政府の職員や軍の高官によって行われているとしたら、どうだろう。彼らが送受するのはグラドルの写真ばかりではない。国家の機密もだ。

機密情報がインターネットやセルネットワークのような“外部空間”を飛んでるときの、文字どおり機密を守るために、合衆国政府は政府のセキュリティ要件を満たす特製のAndroid携帯を作ろうとしている。

そのニュースを報じたCNNは、合衆国の政府職員や軍人たちは現在、自分のスマートフォンで機密データを送ることが許されていない、と解説した。外部に漏れたら国家の危機につながるような情報を送るときには、セキュアな専用回線に承認された機器をつないで行わなければならない。

以下が、そのプロジェクトの要旨だ:

  • 最初に少数の軍人がその携帯電話を入手し、次が連邦省庁、それから契約企業に与えられることもありうる。
  • 合衆国政府はハードウェアの製造を行わない。経費節減のため、一般商用機を購入してそれらを改造する。
  • iOS製品の提供を彼らは最初望んだが、それはあり得ない。CNNによれば、連邦政府の職員がAppleにソースの共有を求めたが、誰でも想像できるようにAppleは、首を縦に振らなかった。
  • 意外にも、そのハンドセットのユーザは新たなアプリをインストールできる。ただし、そのハンドセットがアクセスでき送信できる情報は、指定されたもののみとなる。しかも、Android Marketへの完全なアクセスは許されないだろう。そんなことは、愚行だから。
  • プロジェクトはDARPAの予算で行われ、その過程をNSAが評価する(NSA専用機を作る過程で)。

プロジェクトの詳細はまだ秘密だが、しかしそれでも、興味深い。どのハードウェアを使うのか? DARPAがAndroidのカーネルにセキュリティの抜本的な改良を施したら、それはAndroidの公式ブランチにも還元されるのか? 最終的には商用化が可能になるのか?(Siriも最初はDARPAのプロジェクトだったからね)。企業がAndroidのロックダウンバージョンとして使えるようになるのか? お役人たちや軍人やオバマ大統領が愛用してきたRIM/BlackBerryは、どうなるのか?

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))